【 2004年1月17日号 】
AOpenからデザイン重視の高品質デザインキューブPC登場
肉厚アルミ採用の「Yuppie」とゲーマー向けの「Sporty」
XCcube YuppieXCcube Sporty
【XCcube Yuppie】【XCcube Sporty】
スタンド付きフローティング構造
【スタンド付き】【フローティング構造】
肉厚アルミトレイ連動ドライブベイ
【肉厚アルミ】【トレイ連動ドライブベイ】
パッケージ価格は約4万円
【パッケージ】【価格は約4万円】
 AOpenのキューブ系自作PCキットシリーズ「XCcube」から、i865Gチップセット搭載でSocket 478対応の「Yuppie」「Sporty」なる2種類の新製品が発売となった。実売価格は各36,800円~42,799円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 ネーミングからしてなかなかユニークだが、注目は高品質でデザイン志向の筐体だ。

●デザイン重視のキューブPC

 フロントパネルや筐体カバーなどが肉厚のアルミ素材で統一された「Yuppie」は、シンプルなデザインながら、フロントパネルの上下や筐体底面のフットを丸く折り曲げるなど仕上げが細かく、なかなかスタイリッシュ。折り曲げの加工が丁寧になされており、全体のカジュアルな雰囲気の中にも高級感がある。

 一方の「Sporty」は、その名が表わすとおりスポーティな雰囲気のメッシュ状に穴の開いた曲面フロントパネルが特徴。このフロントパネルはプラスチック製だが、形成や塗装のクオリティが高くチープさはまったくない。一見しただけでは金属製と見間違えるほどだ。

●“カッコイイPC”がコンセプト

 筐体サイズは「Yuppie」が幅200×高さ220×奥行き335mm、「Sporty」が幅200×高さ201×奥行き335mmで、「Sporty」が僅かばかりコンパクト。ドライブベイは両製品とも5インチ、3.5インチ、3.5インチシャドウを各1基ずつ備える。マザーボードは両製品とも同社製のi865Gチップセット搭載Socket 478対応「UX4SG-1394」で、主な機能はVGA、5.1チャネル出力対応サウンド、IEEE 1394、Gigabit Ethernet。スロット数はAGP×1、PCI×1、DDR SDRAM対応DIMM×2。

 機能的には特筆すべき特徴はないが、外観デザインと仕上げの良さは抜群。機能はペーシックに抑えてデザインを重視したというのが製品のコンセプトなのだろう。

 いまだキューブ系PCの人気は全体的に高いが、もはや各メーカーの製品を比較してもハードウェアの性能という面で差は小さく、ユーザーの目も肥えてきており、「Yuppie」「Sporty」のようなデザイン重視タイプが今後人気を呼ぶ可能性もありそうだ。

 AOpenによると、今後もデザイン重視のキューブ系PCを開発していくとのことで、キューブ系PCでは後発ながら、これからデザイン面で台風の目となるかも知れない。なお、「XCcube」向けの交換用フロントパネルを販売することも検討中としており、こちらも楽しみだ。

□XCcube Yuppie/Sporty(エーオープンジャパン)
http://aopen.jp/products/baresystem/yuppie.html
http://aopen.jp/products/baresystem/sporty.html
□関連記事
【2003年11月29日】透明アクリル製のキューブ系自作PCキットがAOpenから発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20031129/etc_xcubesea.html

 (AOpen XCcube Yuppie)
 (AOpen XCcube Sporty)

[撮影協力:LAOX PC・DO SHOPエーオープンジャパン]


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