「考えるための道具」をコンセプトとして、アウトラインプロセッサとしての機能が追加されているほか、Microsoft Wordなどとの互換性強化もうたわれている。日本語入力システム「ATOK」も「ATOK17」に更新され、類語の辞書引きができる「連想変換」などが可能になった。

　標準パッケージのほか、乗り換え購入向けの「キャンペーン版」、既存ユーザー向けの「バージョンアップ版」、学生向けの「キャンパスキット」が発売されており、さらに同時発売されたグラフィックソフト「花子2004」とのセットパッケージ各種（価格表省略）も発売されている。

　ATOK17の単品パッケージは27日(金)発売予定。

[撮影協力:ツクモパソコン本店]

　Sun Microsystemsが開発し、ソースネクストが販売しているオフィスソフト「StarSuite 7」（実売価格9千～1万円）のライセンス条件を変更したもので、パッケージソフトでは一般的な売り切り形式のライセンスではなく、「1年間1,980円」という期限付きライセンスになっている。1年目のライセンス料は販売価格に含まれているため、購入後そのまま利用することができるが、2年目以降も使う場合は1年毎にライセンス継続の手続きが必要になる。また、最大インストール台数が5台から1台に制限されていたり、冊子マニュアルが削除されているなどの違いもある。

　それ以外の機能は「売り切り版」とほぼ同じ。

　年間ライセンス形式で店頭販売されている一般向けソフトはアンチウイルスソフトがある程度で、他ジャンルの製品では珍しい。

　実売価格約2千円の標準パッケージのほか、同3千円の2ライセンスパック、同じく3千円の解説書付きパッケージ、同4千円の2ライセンス＋解説書付きパッケージが発売されている。