【 2004年2月14日号 】
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• 8ch出力のAC'97コーデックがオンボードのマザーが発売
  

  AC'97準拠の8チャネル出力対応サウンド機能を装備したSocket 478マザーボード2モデルがGIGABYTEから登場した。実売価格はi865G搭載の「GA-8IG1000 Pro-G」が13,500円～14,400円、i865PE搭載の「GA-8IPE1000-G」が10,800円～11,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。8チャネル出力対応のサウンド機能を持つマザーボードとしては、すでにVIA製チップ「Envy24PT」を搭載した機種が発売されているが、AC'97準拠の製品は今回が初めて。搭載しているチップはRealtek製の「ALC850」。6chコーデックで一般的なALC65xシリーズの上位製品で、8ch/48kHz/16bitのアナログ出力のほか、ステレオ/48KHz/16bitのアナログ入力に対応している。ただし、8チャネル出力時に必要なコネクタブラケットは両モデルとも付属しておらず、製品のパッケージだけでは機能の使用は不可（バックパネル標準装備のコネクタで6チャネル出力は可能）。パソコンショップ アークでは、ブラケットの入荷時期などは未定としている。 □GA-8IG1000 Pro-G（http://www.giga-byte.com/MotherBoard/Products/Products_GA-8IG1000%20Pro-G.htm） □GA-8IPE1000-G（http://www.giga-byte.com/MotherBoard/Products/Products_GA-8IPE1000-G.htm）

• Athlon XP/MP用の倍率可変アダプタが発売に
  

  Athlon XP/MPの内部倍率を任意に設定できるというPowerLeapのSocket A用アダプタ「PL-AXP」がロンテックから発売となった。実売価格は2,858～3,280円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。「PL-AXP」は基板上の5個のディップスイッチを操作してCPUの内部倍率を5～24倍の範囲で設定できるというアダプタ。本体はCPUとほぼ同サイズの薄型基板で、CPUとCPUソケットの間に挟んで使用する。同社によれば、倍率設定が可能なのはOPNが“AXDA”の4文字から始まるBartonコアと一部のThorougbredコアを搭載したCPUで、なおかつ製造週が2003年33週以前であることが必須という。ただし、同社は倍率解除を保証するものではないとしている。 □PL-AXP（http://www.lontec.co.jp/PL-pro/axp.html）

• Socket A用統合型チップセット「UniChrome KM400A」が登場
  

  VGA機能を統合したFSB 400MHz/DDR400サポートのVIA製チップセット「UniChrome KM400A」を搭載する製品がGIGABYTEからデビューした。microATXフォームファクタのSocket Aマザーボード「GA-7VM400AM」「GA-7VM400AMF」の2モデルで、実売価格は「GA-7VM400AM」が7,650円～8,780円、「GA-7VM400AMF」が8,670円～9,580円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。なお、「GA-7VM400AMF」はIEEE 1394コントローラを搭載している。UniChrome KM400Aは2003年5月に発表されているが、搭載製品の販売を確認したのは今回が初めて。両モデルはFSB 400MHz/DDR400サポートのVIA製チップセット搭載Socket Aマザーボードでは初のVGA機能搭載タイプとなる。UniChrome KM400AはFSB 400MHzをサポートしたのが主な特徴で、ビデオコア「UniChrome」を内蔵するほかDDR400をサポートする点は従来のUniChrome KM400と同様だ。両モデルとも実売価格が9,000円を切るという手頃さが魅力。AMDのフラグシップCPUがAthlon 64に移行したことで、FSB 400MHz/DDR400というスペックを持つSocket Aプラットフォームも徐々にローエンド化していきそうな雰囲気だ。 □GA-7VM400AM（http://www.giga-byte.com/MotherBoard/Products/Products_GA-7VM400AM.htm） □GA-7VM400AMF（http://www.giga-byte.com/MotherBoard/Products/Products_GA-7VM400AMF.htm）

• D1入力端子を搭載したビデオキャプチャカードが発売に
  

  アイ・オー・データ機器からD1入力端子を装備したソフトウェアエンコードタイプのビデオキャプチャカード「GV-D1VR」が発売された。実売価格は11,980円～13,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。「GV-D1VR」はビデオキャプチャカードとしては珍しくD1入力に対応するのはもちろんだが、3D Y/C分離と3Dノイズリダクションの同時使用が可能な「デュアル3Dモード」に対応するほか、ビデオデコーダでのA/D変換を1回にとどめることなどで高画質を追求しているのも注目点。アナログ入力のビデオをA/D変換後、デジタル信号のまま画質補正やノイズリダクションなどの処理を行なうことにより画質劣化やノイズの発生を極限まで抑えたとしている。ビデオデコーダは10bit対応NEC製「μPD64011」を採用。付属品はビデオ録画/編集ソフト「DigiOnTVR L.E. for I-O DATA」、ビデオ圧縮ソフト「XVD Encoder plus（機能制限版）」、Low Profileサイズ対応ブラケットなど。 □GV-D1VR（http://www.iodata.jp/prod/multimedia/tv/2004/gv-d1vr/）

• BSEの影響なし？牛丼パソコンに続いて牛丼電源がデビュー
  

  米国産牛肉の輸入禁止措置に伴って複数の大手牛丼チェーンが牛丼の販売を中止するなど社会問題化しているBSEだが、「牛丼パソコン」でおなじみのソフマップはそうした世情はどこ吹く風といった様子。今度は「牛丼電源」なる新商品を発売した。「牛丼パソコン」「バーガーパソコン」同様に、気軽に買える安さをウリとしたもので、価格は400Wモデルが4,980円、350Wモデルが3,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。電源自体にとくに目立った点があるわけではないが、大型の12cmファンを搭載するタイプとしては比較的安価。Pentium 4 Extreme Edition 3.2GHzやAthlon 64 3200+での動作検証が済んでいるほか、Serial ATA電源コネクタを装備するなど、基本スペックも十分といったところだ。ファン回転数は背面のスイッチで780rpm（16dB）、1,500rpm（30dB）に設定できる。 □ソフマップ（http://www.sofmap.com/）

• DDR2のPC用512MB DIMMサンプル品が展示中、Corsair製
  

  身近なところではビデオカードでの採用例を見かける程度のDDR2メモリだが、そのDDR2メモリを搭載したマザーボード用DIMMのES品がCorsairから登場、USER'S SIDE本店で展示が始まっている。モジュールは「XMS2」シリーズの容量512MBモデル「CM2X512-4300」で、その製品名からPC4300（DDR533）対応と見られる。一見すると一般的なDDR DIMMに似ているがコネクタは非互換の240ピンで、もちろん現時点では使い道はない。とはいえ、DDR2は第2四半期に投入されると見られているIntelの次期チップセットであるi925X（Alderwood）やi915（Grantsdale）シリーズで採用される予定で、その次世代プラットフォームの一端が一足先に見られるという意味ではなかなか興味深い。同店では、製品版の入荷時期や価格は未定で、詳細は近日中に明らかになる予定としている。 □XMS2（http://www.corsairmemory.com/corsair/xms2.html）

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