2次キャッシュ容量(1MB)や動作電圧(1.4V)は発売済みのFSB 800MHz版Prescott版Pentium 4 2.8E GHzと同じだが、Hyper-Threadingテクノロジには非対応。

　付属のCPUクーラーは一部に銅を使った高クロック対応タイプで、正規代理店による保証カードも付属している。

　PrescottコアでFSB 533MHz対応のPentium 4は「2.80A GHz」が発表されているが、こちらは現在未発売。

□関連記事
【2月21日号】Pentium 4 2.80Eのリテール版が発売、CPUクーラーはXEと同等
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040221/etc_p428ebox.html

□関連記事
【2月27日】未発表のPrescottコアPentium 4 2.40A GHzが発売(PC Watch/CPUクーラーの写真あり)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0227/intel.htm
【2月3日号】Intel、PrescottコアのPentium 4 3.40E GHzなど4製品(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0203/intel.htm

[撮影協力:OVERTOPとツクモパソコン本店とT-ZONE. PC DIY SHOP]

　3次キャッシュを搭載したXeonは3.06GHzと3.20GHz版が発表/発売されているのみで、2.8GHz版はこれが初めて。

□Intel Processor Spec Finder(SL7D5)
http://processorfinder.intel.com/scripts/details.asp?sSpec=SL7D5

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOP]

　ピン数やピン配置は通常のAthlon 64と同じで、データシートに記載のパッケージ仕様はデスクトップ版と同じ「754 Pin Lidless OμPGA」。OPNは「AMA3200BEX5AP」で、実クロック(2GHz)や動作電圧(1.5V)、2次キャッシュ容量(1MB)などはデスクトップ版3200+と同等。ただし、TDPは、デスクトップPC版3200+（最大89W/35W）より少ない最大81.5W/最小19Wとされている。

　通常のAthlon 64向けマザーボードで利用できるかどうかは不明だが、仮に利用できると仮定しても、CPUの厚さがヒートスプレッダ分だけ薄いため、通常のSocket 754用クーラーでは正しく冷却できない可能性が高いと思われる。

　入荷量は少量で、28日(土)までに完売しているが、「再入荷も検討中」（パソコン ショップ アーク）とのこと。また、並行輸入代理店の興隆商事では、同社Webサイトで3400+版の写真も掲載しており、こちらに関しても「入荷を検討できる」(パソコン ショップ アーク)とか。

□AMD DTR Athlon 64 3200+/3400+（興隆商事)
http://www.kohryu.com/img-bank.htm#20040227

[撮影協力:パソコン ショップ アーク]