NVIDIAがまだ発表していないビデオチップ「GeForce FX 5500」を搭載したビデオカードがInnoVISIONと玄人志向から発売になった。実売価格は、InnoVISION製128MBモデルの「FX5500 128MB CRT DVI+TV」が9,580円~10,800円、同256MBモデルの「FX5500 256MB CRT DVI+TV」が12,270円~12,800円、玄人志向製128MBモデル「GFX5500-A128C」が9,270円~9,799円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
ショップが入荷元から聞いたところによると、GeForce FX 5500は「5200 Ultraと5700の中間クラス」の性能だという。実際の価格も、GeForce FX 5700搭載カードより安く、GeForce FX 5200 Ultra搭載カードよりやや高めといったところだ。
InnoVISIONのWebサイトにある製品情報やパッケージの記載内容によれば、GeForce FX 5500はCineFXエンジンを搭載する点がGeForce FX 5200と共通しており(GeForce FX 5700はCineFX 2.0)、グレード的にはGeForce FX 5200に近いものと見られる。なお、玄人志向「GFX5500-A128C」にはコアクロックが270MHz、メモリクロックが400MHzとスペックを記述している。チップ冷却用のヒートシンクをはがしてビデオチップのマーキングを確認したところ、GeForceFXのロゴの下に小さく「5500」という文字が記されていた。
InnoVISIONと玄人志向の製品では基板デザインなどが異なるほか、InnoVISION製がヒートシンクのみのファンレス仕様なのに対し、玄人志向はファン付きのチップクーラーを搭載しているという違いがある。
未発表のため仕様に不明な部分もあるが、コストパフォーマンスの高さは確実なようだ。特に128MBモデルは1万円強と価格も手頃なので、ゲームユーザーの入門用として最適だろう。
□TORNADO GeFORCE FX 5500
http://www.ivmm.com/inno3d/geforcefx/products_gf_fx_5500.html
□玄人志向
http://www.kuroutoshikou.com/
□GeForce FX(NVIDIA)
http://www.nvidia.com/page/fx_desktop.html
| (InnoVision TORNADE GeFORCE FX 5500) |
| (玄人志向 GFX5500-A128C) |
[撮影協力: クレバリー1号店]