1枚の基板にメーカーが異なる4種類のメモリチップを搭載するという珍しいDDR SDRAMモジュールがファナティック 東京店とT-ZONE. PC DIY SHOPで展示中だ。非売品だが、ファナティック 東京店の店頭ではそのモジュールを搭載したマシンによるデモを実施中だ。
モジュールはセンチュリーマイクロ製の容量512MBのDDR400対応品。通常、1モジュールで使用されるメモリチップは同一メーカーの同一型番で統一されているが、このモジュールは基板の両面にHynix、Micron、Mosel Vitelic、SAMSUNGという4メーカーのメモリチップを4個ずつ搭載。通常からすればイレギュラーな作りだが、同店のi875Pチップセット搭載マザーボードを使ったデモマシンではDDR400/デュアルチャネルモードできちんと動作しており、ベンチマークプログラムも問題なく完走する。
6層基板が一般的なDDR400対応モジュールを配線の効率化などによりローコストな4層基板で製作するなど、積極的な製品開発でも知られるセンチュリーマイクロ。今回のデモはその同社の持つ高い技術力をアピールためのものという。
デモPCは自由に操作が可能。マザーボードはむき出しの状態で展示されており、モジュール表面を実際に見ることもできる。興味のある向きは同店まで足を運んでみてはどうだろう。
なお、ファナティック 東京店は来週末までにWebサイトにこのモジュールのレビューを掲載する予定としている。
□センチュリーマイクロ
http://www.century-micro.com/jp/
□ファナティック
http://www.fanatic.co.jp/
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[撮影協力: ファナティック 東京店]