DVD±R/RW対応で主要メーカー出揃う、東芝も両対応ドライブ

	【 2004年3月27日号】
	DVD±R/RW対応で主要メーカー出揃う、東芝も両対応ドライブ

　これまで書き込み型DVDドライブではDVD-R/RW規格の対応に限定していた東芝がDVD+R/RWとの両対応うたった製品を発売した。製品はDVD±R 8倍速記録に対応したATAPI接続内蔵DVD±R/RWドライブ「SD-R5272」で、実売価格は12,362円～13,470円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。
　DVD±Rで8倍速のドライブとしてはNEC、パイオニア、日立LGに続く製品ということになる。
　DVDの書き込み規格に関しては、DVD-R/RW、DVD+R/RW、DVD-RAMを支持する3つの陣営が争うかたちで、メーカーによって対応規格がまちまちなのが現状。しかし、先週になってDVD+R/RWを採用していなかった松下電器、DVD-R/RWを採用していなかったリコーがいずれもDVD-R/RWとDVD+R/RWの両対応ドライブ（つまり「DVD±R/RWドライブ」）を発売、そして今週になって東芝も両対応ドライブを発売、これでひとまずどのメーカーも「+」と「-」の両対応で現状足並みが揃った格好だ。
　「SD-R5272」の記録速度は、DVD±R 8倍速、DVD±RW 4倍速、CD-R 32倍速、CD-RW 16倍速。NEC製「ND-2500A」と同様、32倍速でのCD-Rの記録に対応している点が特徴と言える（パイオニア製「DVR-A07-J」「DVR-107D」、日立LG製「GSA-4082B」はCD-R 24倍速）。
　ちなみに、DVD±R/RWドライブは依然として低価格化が進んでおり、とくに先週は「GSA-4082B」がバルク品、リテールパッケージ品ともに3～4千円程大きく値を下げている。最新世代のDVD±R 8倍速対応ドライブも数量/販売日限定ながら1万円を切るケースが目立っており、1万円未満での販売が常態化するのも時間の問題だ。
□SD-R5272（Toshiba）
http://www.toshiba-europe.com/storage/Index.asp?page=PCI&nav=ISH_PRS&frame=content&model=SDR5272
□関連記事
【2004年3月20日】Panasonicの記録型DVD全対応ドライブ発売、スリムと外付け
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040320/etc_p667.html
【2004年2月28日】8倍速DVD±Rドライブも1万円割れに突入、ファーム更新製品
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040228/etc_dd0401.html
【2004年2月21日】パイオニア純正の8倍速DVD±R/RWドライブ発売、ベゼルに特徴
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040221/etc_dvra07.html
【2004年2月21日】日立LG製DVD±R 8倍速DVDドライブも純正パッケージが登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040221/etc.html#4082b
【2003年12月13日】DVD-R初の8倍速書き込み対応のドライブ「DVR-ABN8」が発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20031213/dvrabn8.html

　（東芝 SD-R5272）

[撮影協力: パソコンショップアークとZOA秋葉原本店]

[↑前の記事]：	5インチオープンベイ6段の“階段スタイル”PCケースが展示中
[↓次の記事]：	Bluetooth対応のヘッドセットが登場、ケータイにも使用可？

戻る　