デザイン、スペック、機能ともに「AV向け」を強く意識した製品で、基本ユニットと拡張ユニットに別れたスリムデスクトップタイプの筐体には大きめのボリュームダイヤルやLEDパネルが用意されており、オンボードデバイスとしてもTV/FMチューナーやコンポーネント出力/DVI出力付きのVGA、1000Base-T LAN、IEEE 802.11b対応の無線LANといったAV向けスペックを採用、さらに機能面でもBIOS上からのCD/MP3入りCD再生や付属のWindows用ソフトによる統合AV再生環境をウリとしている。電源ON操作もできるリモコンも付属する。

　デザイン面での大きな特徴であるセパレート型筐体は、基本ユニット側にマザーボード/薄型ドライブベイ/HDDベイなどを、拡張ユニット側に5インチベイと追加のHDDベイを備えたもの。薄型ドライブベイがあることから、基本ユニットだけでも十分利用できるが、拡張ユニットを利用することで通常サイズの光学ドライブが利用可能。両者は付属のIDEケーブルで接続する構造。

　主な標準機能は、先述のTV/FMチューナー、コンポーネント出力/DVI付きのVGA、1000Base-T LAN、IEEE 802.11b対応無線LANのほか、さらにもう1チャネルの有線LAN(100Base-TX対応)や6chサウンド、IEEE 1394、メモリーカードリーダーなど。拡張スロット類はMini PCI×2(占有済み)とDDR DIMM×2があるのみで、実質的な拡張余地はないので要注意。

　また、搭載チップセットがFSB 533MHz/DDR333対応のSiS651なのも注意点。対応クロックは最大 2.4GHzとやや低い。

　電源は120WのACアダプタで、全体的な動作音は「かなり静か」（オリオスペック（外神田2-19-2 篠田ビル2F））だという。

　発売されたラインナップは薄型DVD-ROMドライブ付きモデルと薄型コンボドライブ(CD-R 24倍速)付きモデルの2タイプ。

[撮影協力:オリオスペック（外神田2-19-2 篠田ビル2F）]

　　メーカーはSUPERMICROで、もちろんハイエンドサーバ向け。CPUはDual CPU対応で、2個のmPGA700ソケットや専用VRM、CPUクーラーなどがついている。チップセットはIA64向けのE8870。

　搭載しているオンボードデバイスはDual Ultra 320 SCSIやDual 1000Base-T LAN、VGA(RAGE XL)などで、拡張スロットはPCI-X×1+DDR DIMM×8(DDR200/Registered/ECC付きタイプ専用)。

　CPUについてはUSER'S SIDE本店などが受注扱い/セット販売のみで販売している。Itanium 2 1.40GHz/L3 1.5MB版の参考価格は1個178,000円。

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[撮影協力:USER'S SIDE本店]