現行のmPGA478(Socket 478)に代わる新型CPUソケット「LGA775」を採用したマザーボードの展示が高速電脳で1日(木)から2日(金)まで行われた。i865PEチップセットを搭載したSOLTEK製「SL-865Pro-775」で、同店では4月下旬から5月上旬ごろに入荷する予定という。価格は未定。
i875P/865シリーズの後継チップセットとされる「Alderwood」「Grantsdale」(コードネーム)では最新のシリアルバスPCI Expressの採用やDDR2メモリのサポートなど新フィーチャーが盛りだくさんだが、中でも注目なのがmPGA478に代わる新型CPUソケットのLGA775だろう。
「SL-865Pro-775」はこのLGA775を採用しつつ、チップセットは既存のi865PEを搭載するというユニークな仕様の製品。現行Prescottコア採用でLGA775に対応するという新型Pentium 4の搭載を見込んだもので、マニュアルの対応CPUの欄にも「Intel 775-pin Prescott CPUs」と記されている。もちろん搭載するスロットはおなじみのAGPやDDR400対応DIMMなどで、手持ちのビデオカードやメモリといった資産を活かしつつ、LGA775対応CPUを使いたいという人は注目の製品と言えそうだ。
LGA775は従来とは逆にCPUソケット側にピンが配置される仕様で、「SL-865Pro-775」でも剣山のようなルックスのCPUソケットが確認できる。CPUの固定方法も、従来のレバー1本だけによるものから、ソケットの枠全体を覆うようなカバーを使うような仕様に変更されている。
ちなみに、同店いわくLGA775対応CPUについては「(SL-865Pro-775が入荷する時期には)まだ発売されないと思う」とのこと。対応CPUの入荷スケジュールなどの続報にも期待したいところだ。
□SL-865Pro-775(SOLTEK COMPUTER)
http://www.soltek.com.tw/soltek/product/products_all.php?isbn_st=SL-865Pro-775
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【2004年3月20日】第2四半期を目指して急速に立ち上がるPCI Express(CeBIT 2004レポート/PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0320/cebit05.htm
| (SOLTEK製品) |
[撮影協力: 高速電脳]