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【CG Rev.OPN(1)】 | 【スペック(1)】 |
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【CG Rev.OPN(2)】 | 【スペック(2)】 |
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【パッケージ】 | 【価格表】 |
Athlon 64 3000+に続いてAthlon 64 3200+もC0からCGリビジョンへの切り替えが始まった。店頭には今週から既存のC0リビジョンと混在するかたちでCGリビジョンの製品が並び始めている。ただ注意が必要なのは、当初予想されたのはやや違うかたちで仕様の混乱が発生していることだ。
●CGリビジョンにも2種類
確認できたCGリビジョンの3200+は店頭で2種類あり、それぞれ仕様が異なっている。CPU表面にマーキングされているOPNを確認すると、ひとつは「ADA3200AEP5AR」、もうひとつは「ADA3200AEP4AX」とある。末尾2桁の「AX」と「AR」はともにCGリビジョンであることを意味するが、問題は末尾3桁目。
これは2次キャッシュ容量を示す数字で、「5」は1MB、「4」は512KBを意味する。さらに前者の製品はリテールパッケージ上に動作クロックが2GHz、後者は2.2GHzと明記されており、結果的に同じAthlon 64 3200+ CGリビジョンでありながら、従来のC0リビジョンと同じ動作クロック2GHz/2次キャッシュ1MBの製品と、新しい動作クロック2.2GHz/2次キャッシュ512KBの製品が混在する形になってしまっている。
●仕様変更のタイミングに?
CGリビジョンの記述追加で更新されたAthlon 64のデータシートでは、3200+に関して、従来の動作クロック2GHz/2次キャッシュ1MBという仕様のほかに、動作クロック2.2GHz/2次キャッシュ512KBの新仕様タイプが追加されていたことから、これはCGリビジョンですべて新仕様に切り替わることを意味すると考えられていたが、実際にはリビジョン変更と動作クロックなどの仕様変更は同じタイミングではなかったことになる。
●Athlon 64 3200+は計3種類
これでAthlon 64 3200+は、従来からあるC0リビジョンで動作クロック2GHz/2次キャッシュ1MBの製品を含めて、同じモデルナンバーで3種類の仕様が混在することに。
それぞれの仕様を見分けるのにもっとも確実なのはOPNを直接チェックすることだが、リビジョンを気にしないのならば、リテールパッケージ表面のシールに記されている動作クロックを確認するのがてっとりばやい。従来どおりの仕様ならば、「AMD ATHLON 64 OPERATES AT 2000MHz」とあり、新仕様ならば「AMD ATHLON 64 WITH 512KB CACHE OPERATES AT 2200MHz」と記されている。
なお、同じショップで仕様の異なるAthlon 64 3200+をそれぞれ価格をわけて販売しているので要注意。CGリビジョンの実売価格は28,980円~34,620円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
□Athlon 64(AMD)
http://www.amd.com/jp-ja/Processors/ProductInformation/0,,30_118_9485_9487,00.html
□AMD Athlon 64 Processor Power and Thermal Data Sheet(AMD)
http://www.amd.com/us-en/assets/content_type/white_papers_and_tech_docs/30430.pdf
□関連記事
【2004年3月27日】Athlon 64に新リビジョン、3200+は動作クロックも変更に
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040327/etc_ah64cg.html
| (AMD Athlon 64 3200+) |
[撮影協力: パソコンショップ アークとOVERTOP]