【 2004年5月8日号 】
AV/PC向けリムーバブルHDD「iVDR」の20GBモデルが登場
iVDRiVDR
 AV機器での採用も見込まれている小型のリムーバブルメディア規格「iVDR」に準拠する初のメディアがアイ・オー・データ機器から発売となった。容量20GBの「iVDR mini」ドライブ「iVDR-20」とUSB 2.0接続の外付けアダプタがセットになった「USB2-iVDR/20」で、実売価格は26,800円~32,340円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 iVDR(Information Versatile Disk for Removable usage)はPCやAV機器での利用を前提とした、iVDRハードディスクドライブ・コンソーシアムが策定したリムーバブルメディア規格。カートリッジ型の筐体に2.5インチ、1.8インチといった小型のHDDを内蔵し、大容量とコンパクトさの両面を実現しているのが特徴だ。

 筐体サイズは、今回発売されたiVDR mini(80×10×67mm)のほか、「iVDR」(80×12.7×110mm)、「iVDR parallel」(80×12.7×130mm)の3種類。また、暫定段階では1インチHDDを用いた最小タイプ「iVDR micro」(50×8×50mm)なども採用されている。

 「USB2-iVDR/20」に付属の「iVDR-20」は、日立製の1.8インチHDDを採用した初のiVDR miniドライブ。筐体はフロッピーディスクやMOより一回り小型といったところで、リムーバブルメディアの要素の一つである携帯性は非常に高いと言える。主な仕様はディスク回転数が4,200rpm、バッファ容量が2MB、重量が約70g。

 ただし、現時点で「iVDR-20」に対応しているのはセットの外付けアダプタのみで、また「iVDR-20」単品での販売もないため、「USB2-iVDR/20」は単なる「容量20GBのUSB 2.0接続HDD」としてしか利用できないのが実情。iVDR対応のAV/PC機器はもちろんだが、iVDR miniドライブ単品での販売が待たれるところだ。

□iVDRコンソーシアム
http://www.ivdr.org/
□USB2-iVDR/20(アイ・オー・データ機器)
http://www.iodata.jp/prod/storage/hdd/2004/usb2-ivdr/

 (IODATA USB2-iVDR)

[撮影協力: ソフマップ1号店 Chicago パソコン・デジタル館]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。
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