DIMM用昇圧オーバークロックゲタが近日登場？、3.95Vまで対応

	【 2004年5月8日号】
	DIMM用昇圧オーバークロックゲタが近日登場？、3.95Vまで対応

　ATX電源を利用してメモリ電圧を3.95Vまで上げられるというオーバークロック向けDDR DIMM用アダプタのサンプルがOVERTOPに入荷した。同店が企画したオリジナル製品で、現在は「動作検証中」。製品化については今後の検証結果や反響などで決めるとしている。発売時期や価格は未定。
　基板の上端にDDR DIMMスロット、下端にDDR DIMMコネクタを備えるというルックスのこのアダプタ。見た目からも想像できるが、アダプタのDIMMスロットにメモリモジュールを装着し、コネクタをマザーボードのDIMMスロットに挿すという形の、CPUではおなじみのいわゆる“ゲタ”だ。
　電源はATX電源から直接供給し、基板上のディップスイッチを操作してメモリ電圧を3.95Vまで上げることができるという。マザーボードがオーバークロック機能として備えるメモリ電圧の調整レンジは、大きいタイプでも上限は3.2V程度で、それ以上の電圧が必要なコアなオーバークロッカーにとっては注目のアイテムだろう。電源コネクタはFDDなどと同じミニ4ピンタイプを用いている。
　ただし、現在はまだテスト段階にあり、今後行なう動作検証でメモリの耐性の向上といった具体的な効果が見られなければ発売を取りやめる場合もあるとのこと。サンプルは手製で、製品版では基板を小型化するなどの改良を加える可能性もあるとしている。
　同店では店頭でのサンプル展示を来週中に実施する予定という。
□OVERTOP
http://www.messe.gr.jp/overtop/

　（AKIBA PC eArena）

[撮影協力: OVERTOP]

※特記無き価格データは税込み価格（税率=5％）です。

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