12倍速DVD+Rドライブが発売、プレクスター PX-712Aの輸入版

	【 2004年5月8日号】
	12倍速DVD+Rドライブが発売、プレクスター PX-712Aの輸入版パラレルIDE版の輸入モデルが先行で発売

【PX-712A/SW】【最新12倍速】

【ブラックトレイ】【パッケージ】

【パラレルIDE】【エラー測定ソフト】

　DVD+Rの記録速度で最速の12倍速を初めて実現したプレクスター製DVD±R/RWドライブ「PX-712A」が発売となった。出回りはじめたのはパラレルIDE接続の英語版パッケージで、実売価格は25,800円～26,080円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。
　ただし、12倍速対応をうたったDVD+Rメディアは発売されておらず、12倍速で記録する際は同社が推奨するメーカーのメディアが必要だ。
●メディアは未発売
　「PX-712A」は従来の8倍速を上回る12倍速でのDVD+Rの記録に対応した初のドライブ。DVD+R以外の書き込み速度は、DVD-R 8倍速、DVD±RW 4倍速、CD-R 48倍速、CD-RW 24倍速で、DVD+R以外のDVD系書き込み速度は既存製品と変わらないものの、CD-R/RWに関してはDVD±R/RWドライブとしては高速。このほか、DVD2層ディスクの読み込み速度が「世界最高速レベル」（プレクスター）の12倍速であることや、書き込み品質の測定ができる独自ソフト「PlexTools Professional」が添付されているという特徴もある。
　ただし、現時点では12倍速対応をうたうDVD+Rメディアは未発売。同社では「12倍速で書き込みできる8倍速メディア」のメーカーとして太陽誘電、日立マクセル、リコーを挙げているが、そうした推奨メディアでも「品質のばらつきにより最高速での書き込みができない場合がある」としているので注意が必要だ。
　また、僚誌PC Watchのテストでは、8倍速対応の推奨メディアを使用し、ライティングソフト上で12倍速が選択できたが、記録が終了するまでの時間は8倍速と僅差だったというケースが確認されている。現時点では12倍速での記録は限定的な機能と割り切ったほうがよいかもしれない。
　とはいえ、条件は限定されるものの12倍速という高速でのDVD+R記録ができるのはこの製品の強み。DVD+Rを使ってデータ保存を頻繁に行なっているユーザーなら導入する価値は十分あるだろう。
●Serial ATA版も近日登場
　なお、今回発売されたのは先述したようにパラレルIDE接続の英語版モデルだが、プレクスターではSerial ATA対応光学ドライブとの姉妹モデル「PX-712SA」や、PX-712A、PX-712SA両者の国内向けモデルもラインナップしており、これらに関しては「いずれも今月中旬ごろに入荷する予定」（パソコンショップアーク）、「PX-712Aは14日(金)、PX-712SAは6月に入荷する予定」（ツクモパソコン本店II）などと告知されている。ちなみに、国内モデルのメーカー予想価格はPX-712Aが22,000円前後で、PX-712SAが25,000円前後。
□PX-712A/SW（プレクスター）
http://www.plextor.com/english/products/712A.htm
http://plextor.jp/product/px712a/
□PX-712SA（プレクスター）
http://plextor.jp/product/px712sa/
□関連記事
【2004年4月20日】業界初12倍速DVD+R対応ドライブプレクスター「PX-712A」（AKIBA PC Hotline! Hothotレビュー/PC Watch）
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0420/hotrev243.htm
【2004年4月3日】12倍速DVD+Rドライブの予約開始、SerialATAモデルも
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040403/etc_px712pre.html
【2003年9月6日】DVD+Rへの8倍速書き込みが可能なDVD±R/RWドライブが発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030906/px708a.html

　（プレクスター PX-712A/SA）

[撮影協力: パソコンショップアークと高速電脳]

※特記無き価格データは税込み価格（税率=5％）です。

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