挑戦者ブランドがアイ・オー・プラザAKIBA(ブロックF2-[c5])で「挑戦者 再侵攻」なるイベントを開催、製品化を予定しているという動画TV出力付きの3.5インチ外付けHDDケースなどを展示中だ。
HDDに記録した大量の動画データをそのままTVに再生出力したいというニーズは大きく、最近は家電タイプのネットワーク接続型AVプレイヤーが注目を集め、2.5インチHDD対応のポータブルのAVプレイヤーもいくつか製品化されているが、据え置きで3.5インチHDD用という製品はまだ発売になっておらず、これはちょっとした注目株だ。
展示されているのは、動画TV出力機能付きのUSB 2.0接続3.5インチ外付けHDDケース「Movie Tank(SOTO-3.5U/M)」と、同じくLAN接続3.5インチ外付けHDDケース「Movie LAN Tank(SOTO-3.5L/M)」。
「Movie Tank」の外観はちょっと太目の3.5インチ外付けHDDケースといった風だが、単なるHDDケースではなく本格的な動画TV出力機能を持っているのが特徴。リモコンでの操作が可能で、TVに表示される日本語対応メニューで細かい設定ができる。TV出力はS端子はもちろん、480i/480p/720p/1080iのコンポーネント出力にも対応、プログレッシブで再生可能。オーディオもドルビーデジタルに対応、アナログ2チャンネルのほかに光端子で5.1チャンネル出力までできる。
動画の対応コーデックはMPEG-1/MPEG-2/MPEG-4/DivX/XviDで(DivXは店内では「D○○X」と表記してある)、このほか音声データのMP3/MP2/AC3、静止画データのJPEGに対応している。価格はまだ未定だが、早ければ6月か7月くらいには製品化したいとのこと。「Movie Tank」に内蔵した大容量HDDに動画データなどをPCから保存し、TVへの再生出力は「Movie Tank」単体で行うという使い方ができる。
「Movie LAN Tank」は「Movie Tank」のLAN接続版だが、LANでつながっているほかのPC上にある動画データを再生する機能も持っており、これはネットワーク接続型AVプレイヤーがローカルHDDを持ったようなものと言ってもいい。LANは10Base-Tと100Base-TXに対応、こちらも3.5インチHDDを内蔵できる。再生機能は「Movie Tank」と同じだが、オーディオ出力はアナログ2チャンネルのみとなっている。展示されているのは簡易ケースに入っているが、これは試作品で、最終的には開発中の専用ケースに収められるとのこと。製品化の時期は「Movie Tank」のあとになるそうで、価格は未定。
いずれもまだ製品化が正式決定しているわけではないものの、反響が大きければ開発を急ぐという。同店では現在、希望価格などを聞くためのアンケートを実施しているので、興味のある人は積極的に協力してみるといいだろう。
店内ではこのほか、製品化予定のサンプルとして、ファンレスの3.5インチHDD対応ファイル/プリンタサーバー「LAN Tank」、IDE接続HDDのホットスワップを可能にするアダプタ「Change Tank」などを展示中だ。
イベントは15日(土)と16日(日)の2日間。
□挑戦者 再侵攻
http://www.iosnet.ne.jp/ioplaza/event/
| (挑戦者製品) |
[撮影協力: アイ・オー・プラザAKIBA(ブロックF2-[c5])]