現行のSerial ATA 1.0の拡張仕様であるSerial ATA IIへの準拠をうたったHDDが発売となった。Seagate製3.5インチHDD「Barracuda 7200.7」シリーズの160GBモデル「ST3160827AS」で、実売価格は16,800円~17,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
Serial ATA IIでは、ディスクアクセス時のコマンド処理を効率化するNative Command Queuing(NCQ)、ホットスワップのサポート、ホストコントローラあたり15台までデバイスを接続できる「Port Multiplier」のサポートなど様々な新機能が盛り込まれている。
ただ、ショップが代理店から伝えられた情報によると、今回の「ST3160827AS」はNCQとホットスワップに対応しているが、Serial ATA II完全準拠ではないという。SeagateのWebサイトでは「ST3160827AS」の製品情報がまだ公開されておらず、Serial ATA IIの機能がどこまでサポートされているのかは現時点では不明だ。
ちなみに、同社以外ではMaxtorがSerial ATA II準拠の3.5インチHDD「MaXLine III」を発表している。
ショップによる「ST3160827AS」の主な仕様は、ディスク回転数7,200rpm、バッファ容量8MB、80GBプラッタ、平均シークタイム8.5ms。モーターは流体軸受けタイプで、Serial ATAインターフェイスの速度は従来同様の150MB/sという。
なお、パソコンハウス東映では80GBと120GBの各モデルを来月入荷する予定としている。
□Barracuda 7200(Seagate Technology)
http://www.seagate.com/products/discfamily/barracuda/listing/0,,148^142^0,00.html
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【2004年6月23日】マックストア、SATA II機能搭載3.5インチHDD「MaXLine III」(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0623/maxtor.htm
| (Seagate ST3160827AS) |
[撮影協力: パソコンハウス東映とTSUKUMO eX.]