カード本体はPCIスロット用カードエッジを中心とするベース部分と、アナログ出力コネクタを中心とするコネクタ部分に大別されており、このコネクタ部分を切り離し、180度回転させてつなぎ直すことでコネクタ構成を変更する仕組み。同社ではこの仕組みを「ターンヘッドソケット方式」と呼んでおり、搭載しているアンバランスRCA(-10dB)×4コネクタ(入出力各2)かバランスTRS(+4dB)×4（同）のどちらかを選んでケース外側向きに配置できる。また、もう一方のケース内側向きに配置されたコネクタ類も同時利用でき、「充実したモニター環境を構築できる」（EGO-SYS）という。

　このほか、カードのベース部分にはデジタル光出力とMIDI入出力（集合端子）がついている。

　24bit/192KHzのADC/DACを搭載するなど、「PCIカードで最高クラス」（EGO-SYS）をうたう音質も特徴。

　初回出荷分には128MBのUSB 2.0メモリが付属する。

[撮影協力:USER'S SIDE本店とパソコン ショップ アーク]

　PRODIGY 192との主な違いは同軸デジタル入出力端子が省かれた点や、MIDIやデジタル入出力端子を備えたオプションカードが付属していない点など。搭載サウンドチップはEnvy24HTでPRODIGY 192と変わらず、24bit/192kHz再生やASIO 2.0、GSI/Fなどをサポートしている点も変わらない。

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[撮影協力:ZOA 秋葉原本店とBLESS 秋葉原本店]

　2002年5月に発売された「SE-U55X(S)」の後継にあたる製品で、新たに24bit/192kHzに対応したほか、従来のUSBサウンドデバイスで生じていたノイズやジッター値(波形の揺らぎ)を大幅に改善し、「オーディオ機器に匹敵する高品位サウンドを実現した」(同社)という。このほか、アナログ音源からデジタル録音したデータを解析して自動的に曲名を取得できるという「MusicID」に対応したソフト「CarryOn Music Ver.4.00」が付属しているのも特徴。

　搭載している入出力コネクタは光デジタル入出力×各2や、同軸デジタル入力×1、ステレオアナログ入出力×各1、ヘッドフォン、マイク端子など。

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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020525/ni_i_sc.html#seu55x

[撮影協力:ツクモパソコン本店とBLESS 秋葉原本店とTSUKUMO eX.]

　動作機種に関して同社では「Transmeta Crusoe搭載PCでは音切れが発生する」としている。

[撮影協力:TSUKUMO eX.]

　USBサウンドアダプタは最大2つのヘッドホンを接続できる構造で、追加用のヘッドホンもオプションとして発売されている。

[撮影協力:OVERTOPとワンネス]