DVI-I出力を備えた非常に珍しいPentium Mマザーボード。フォームファクタはMini-ITX。 オンボードデバイス/拡張スロット類が豊富なことも特徴で、前述のDVI-I出力付きのVGA機能のほか、1000Base-T LAN、IEEE 1394、6chサウンドやCFスロット(基板裏面)を搭載している。拡張スロットはPCI×1、Mini-PCI×1、DDR DIMM×1。チップセットはi855GMEで、「Dothan版Pentium Mは非対応」(ツクモパソコン本店)。 VGA機能に関してはDVI-Iコネクタとは別にヘッダピンからVGA出力を行うためのコネクタケーブルが付属しており、これを使ったVGA出力も可能。一見すると、DVI-I + VGAのデュアルディスプレイが可能なようにも思えるが、可否を断定するような記述はみられない(チップセットの機能上はDVI-DとVGAの同時出力は可能)。なお、このVGAコネクタとサウンド出力用コネクタはコネクタをブラケットに固定するための金属パーツがついておらず、ケースに固定したい場合は購入者が独自に工夫する必要がある。 また、電源はACアダプタを利用する構造だが、ACアダプタは「早ければ今月下旬に別売品として入荷予定」(ツクモパソコン本店)だそうで、現時点では未発売。ただし、基板上にはATX12Vの4ピン入力コネクタなどもついており、こちらで利用することも可能と思われる。 なお、一般的なPentium Mマザーボードでは同梱されているCPUクーラーが付属していないほか、対応ケースに関しても「不明」(同)だそうなので、購入時には注意が必要。
[撮影協力:ツクモパソコン本店]
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