大型ダクトを用いてCPU冷却性能を高めたというスチール製タワーケース「SST-TJ06」と大型ヒートシンク/ヒートパイプ採用のSocket 478対応銅製CPUクーラー「SST-NT01」がSilverStoneから近日登場する予定となっている。国内代理店はマスタードシードで、ツクモケース王国がサンプルを展示中だ。
同店は両製品とも11日(土)または15日(水)に入荷する予定。予価は「SST-TJ06」が17,800円、「SST-NT01」が5,800円。「SST-TJ06」の本体カラーはブラックとシルバーの2種類が用意されている。
「SST-TJ06」で目をひくのは、透明の太いダクトと2基の12cmファンを用いた「wind tunnel technology」という独自のCPU冷却システム。ダクトは筐体内の下部を前後に貫通するように設置されており、ダクト内部では前後の吸気/排気ケースファンにより一定のエアフローが発生する状態になっている。ダクトには横穴があり、ここにCPUクーラーのヒートシンクを通せば筐体内に熱を溜めずに強力なエアフローで冷却できる仕組みだ。横穴とCPUの位置を合わせるため、マザーボードは上下を逆にして装着する。
ただし、同店によると「ケース自体の冷却性能はあまり高くないので、全てのドライブベイに機器を装着するのは勧められない」という。
ダクト用以外のケースファンは前面8cmが1基。電源ベイは後部の最上段で、その直下に3.5インチベイが用意されている。主なスペックは、筐体サイズが幅205×高さ566×奥行き474mm、ドライブベイ数が5インチ×5、3.5インチ×2、3.5インチシャドウ×6。
「SST-NT01」は「SST-TJ06」でも使用可能なファン非搭載のCPUクーラーで、マスタードシードでは両者の組み合わせにより高い静粛性と冷却性能が実現できるとしている。同店の「SST-TJ06」は実際に「SST-NT01」を組み込んだ状態で展示中だ。「SST-NT01」は単体でも使用でき、6cmファン用の取り付け口が2ヶ所用意されている。
□SST-TJ06/SST-NT01(SilverStone Technology/マスタードシード)
http://www.silverstonetek.com/products-tj06.htm
http://www.silverstonetek.com/products-nt01.htm
http://www.mustardseed.co.jp/news/release040831.html
| (SilverStone SST-TJ06) |
[撮影協力: ツクモケース王国]