マザーボード自体は、一見「普通のSocket 478マザーボード」にも見えるような一般的な構成。フォームファクタはmicroATXで、Dual 1000Base-T LANやIEEE 1394、Serial ATA II-RAID(Promise PDC20579)、VGA、サウンドといったオンボードデバイスも他の自作向けマザーボードと変わりない。

　違っているのは、もちろんCPUソケットがSocket 479Mであることと、専用CPUクーラーが付属していること、AGPスロットが最近珍しいAGP 4X対応であることなど。搭載チップセットはi855GME+ICH4-Mで、AGPスロットの制約もこのチップセットの制限によるもの。メモリスロットはDDR DIMM×2(DDR 333対応)。CPUはDothan/Banias両対応で、パッケージにはCeleron M 350(1.3GHz)～Pentium M 755(2GHz)に対応していることがうたわれている。

　BIOSで利用可能なマニア向け設定機能は、FSBクロック/CPUコア電圧/PCIクロック比/チップセットクロックなど。FSBクロックに関しては1MHz単位での設定にも対応している。

　主な付属品は日本語マニュアルやカラー印刷のインストールガイド、I/Oシールド板、Serial ATAケーブル、Serial ATA電源ケーブル、CPUクーラーなど。

　なお、テクノハウス東映、パソコン ショップ アークによると、初回出荷分についてはSilentTekユーティリティソフトが同梱されていないため、Webからダウンロードする必要があるという。これを利用することでSpeedStepが利用可能になり、1MHz単位でのFSB変更や再起動不要のCPUクロック変更機能が可能になるそうだ。

[撮影協力:パソコンハウス東映とドスパラ アキバ店とTSUKUMO eX.とBLESS 秋葉原本店と俺コンハウス]