Mini-ITXで初のLGA775対応マザーがCOMMELから、i915G搭載

	【 2004年10月16日号】
	Mini-ITXで初のLGA775対応マザーがCOMMELから、i915G搭載拡張スロットはPCI ExpressとMini PCIスロットのみ

【LV-672(表)】【LV-672(裏)】

【パッケージ】【付属品】

　単品のMini-ITXマザーボードでは初のLGA775対応製品となるCOMMELLのi915G搭載マザーボード「LV-672」が発売となった。実売価格は44,980円～49,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。
　拡張カードスロットはPCI Express x16とMini-PCIを各1基装備している。

●最強のMini-ITXマザー
　LGA775対応の小型マザーボードはキューブタイプの自作PCキットに採用される形で既に市場に出回っているが、Mini-ITXマザーボードが単品で販売されるのは今回が初めて。小型ケースを使っている自作ユーザーにとっては注目の製品だろう。
　「LV-672」はi915G＋ICH6Rチップセット搭載し、VGA、5.1チャネルサウンド、デュアルGigabit Ethernet、IEEE 1394、Serial ATA（4ポート、RAID 0/1対応）、Ultra ATA/100（1ポート）などの機能が使用できる。ただし、拡張カード用スロットはビデオカード用のPCI Express x16とMini-PCI（基板裏面）を各1基備えるのみで、PCIカードは使えないのが難点。そのほか、DIMMスロット2本（DDR2 533対応、最大2GB）、スリムタイプFDDコネクタなどを装備している。
　ちなみに、同社からは先週Mini-PCIスロット対応のビデオキャプチャカード「MP-878A」が発売されている（LV-672での動作は未確認）。

●電源に要注意
　また、比較的電源容量が小さい小型ケースでは消費電力にも要注意。こうしたことへの配慮か、付属のマニュアルには同社による消費電力テストの結果が掲載されており、それによるとPentium 4 2.8GHz使用時で約102W、Pentium 4 3.6GHz使用時で約157Wになるという（いずれも3.3V/5V/12V各ラインの電力の合計値。HDD/光学ドライブの電力は含まず）。メイン電源コネクタは24ピンタイプ。
　付属品はI/Oパネルシールド、ドライバCD-ROM、Serial ATAケーブルなど。

□LV-672（COMMELL）
http://www.commell.com.tw/Product/SBC/LV-672.HTM
□関連記事
【2004年10月9日】COMMELL MP-878A（今週見つけた新製品）
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20041009/ni_i_tv.html#minipcicap
【2004年8月7日】LGA775対応のキューブ系自作PCキットがShuttleからも登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040807/etc_sb83g5.html

　（COMMELL LV-672）

[撮影協力: テクノハウス東映]

※特記無き価格データは税込み価格（税率=5％）です。

[↓次の記事]：

Pentium Mの価格急落、価格改定の先取りで最大2万円安

戻る　