【 2004年11月13日号 】
ASUSのイベントでnForce4 SLIチップセット搭載マザーが展示
ASUS独自機能イベントASUS独自機能イベント
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 ASUSは13日(土)、最新製品や同社製品の独自機能をデモするイベント「ASUS 独自機能デモイベント」をLinux Cafe di PRONTO秋葉原店(ブロックD2-[e2])で開催した。注目は、NVIDIA SLIをサポートしたAMD64対応チップセット「nForce4 SLI」を搭載したマザーボードが展示されたことだ。

 nForce4 SLIを搭載したマザーボードは「A8N-SLI DELUXE(旧称:A8N-E SLI DELUXE)」で、機能満載のハイスペックがウリ。CPUソケットはSocket 939で、拡張スロットの物理的な構成はPCI Express x16×2、PCI Express x1×2、PCI×3、DIMM×3。このほか、Serial ATA×8、Gigabit Ethernet×2といった構成になっている。

 一番の注目はもちろん、2枚のビデオカードを連動させるSLIをサポートしている点。マザーボードを見ると、SLI用に2枚のビデオカードを挿せるようPCI Express x16スロットが2本用意されているのがわかる。そして、目新しいのはそのスロット間に用意されているSO-DIMMのような基板とスロット。

 これはビデオカードをシングル構成で使うかSLI構成で使うかの設定を変更するためのもので、基板両端にコネクタが用意されたカードの装着方向でその設定が決定されるという。カード上には、ユーザーにわかりやすいように挿入方向に合わせて「Single Video Card」「Dual Video Cards」と記されている。NVIDIA側によると、このカードはコンフィギュレーションカードと呼ばれるもので、これを使うことで内部的にPCI Expressスロットのレーン構成が変更されるという。物理的なPCI Expressスロットは2本ともx16だが、シングルモード時にはプライマリPCI Expressスロットがx16でセカンダリがx0(つまり一方は利用不可)、SLIモード時は2本とも8レーン構成になるという。

 ASUS製マザーボードとビデオカードによるSLI環境で3Dmark05のスコアが10,118を達成したという発表が10月にあったが、このときに使われたマザーボードというのが、まさに「A8N-SLI DELUXE」。そのときのテストでは、ビデオカードはGeForce 6800 Ultra、CPUにAthlon 64 FX-55が使われたという。パワーユーザーならどうしても狙いたい製品だが、発売時期は12月上旬になる予定で、価格は未定という。

 このほか、会場ではキューブ系自作PCキットのS-pressoやノートPCの自作講座が行われ、CPUオーバークロック機能のCPU Lock Freeや監視カメラ機能のVideoSecurity Onlineといった独自機能のデモも行われた。展示品は、ほかにDual Xeon対応マザーボードの「NCCH-DLNCL-DS」「NCT-D」など。


□イベント告知(ユニティ/ユーエーシー)
http://www.uac.co.jp/news/daily/041110/asusfuyuevent.html
http://www.unitycorp.co.jp/other/event.html#jisakunote
□10,118 Points!! ASUS nForce4, SLI Motherboard Shatters 3DMark05 Record(ASUSTeK Cimputer)
http://www.asus.com/news/2004/20041022.htm

 (ASUS製品)

[撮影協力: ユニティユーエーシー]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。
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