【 2004年12月18日号 】
GeForce 6800×2とGeForce 6800 Ultra×1の比較デモ中
SLIデモSLIデモ
SLIデモSLIデモ
SLIデモSLIデモ
 SLI構成のGeForce 6800搭載カードとGeForce 6800 Ultra搭載AGPカード単独のパフォーマンスを比較するという興味深いデモをUSER'S SIDE本店が実施中だ。実施期間は26日(日)まで。

 nForce4 SLIチップセット搭載Socket 939マザーボードが先週発売され、一般ユーザーでもNVIDIA SLIを実現できる環境が整った格好だが、マザーボードやSLI対応ビデオカードの供給不足などもあり、その環境を実際に構築するのはなかなか難しいというのが実情。決して安くはない投資に見合ったメリットが得られるのかどうか気になっている人も多いだろう。

 そうしたユーザーにまさに必見と言えるのが同店で実施中のデモ。GeForce 6800搭載PCI Expressカード2枚をSLI構成にしたPCと、GeForce 6800 Ultra搭載AGPカードを装着したPCでそれぞれベンチマークソフトの3DMark05を実行し、パフォーマンスを比較するというものだ。3DMark05のスコアは、前者が3,699で後者が5,142。

 両マシンのパフォーマンスについて同店いわく「AGPマシンが平均2~3フレームほど高速だが、騒音はSLIマシンが小さくGeForce 6800カードによるSLIもメリットがあると思う」とのこと。ただし、SLIマシンは空冷であるのに対しAGPマシンは水冷化を施すなど、両者で冷却システムは異なっている。

 また、デモマシンのスペックは、メモリ容量は1GB(PC3200 512MB DIMM×2)で両マシン共通だが、AGPマシンでBFGのオーバークロック品「6800Ultra OC GPU」を用いているほか、CPUはSLIマシンがSocket 939版Athlon 64 3500+、AGPマシンがSocket 754版Athlon 64 3200+を搭載するなど若干異なっており、比較結果について同店は「あくまで参考レベル」としている。

 今回のデモによるSLI環境とAGP環境の比較結果はなんとも判断しにくい面もあるが、各ユーザーがパフォーマンスを追求したり、静粛性とのバランスを考慮したりする際の指標にはなりそうだ。

 なお、各マシンの詳細なスペックは以下のとおりだ。

●SLI機
マザーボード:ASUS A8N-SLI Deluxe
ビデオカード:Leadtek WinFast PX6800 TDH×2
CPU:Athlon 64 3500+(Socket 939)
メモリ:1GB(PC3200 512MB DIMM×2)

●AGP機
マザーボード:Gigabyte GA-K8VT800 Pro
ビデオカード:BFG 6800Ultra OC GPU
CPU:Athlon 64 3200+(Socket 754)
メモリ:1GB(PC3200 512MB DIMM×2)

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 (ASUS A8N-SLI Deluxe)
 (Leadtek WinFast PX6800 TDH)

[撮影協力: USER'S SIDE本店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。
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