LGA775対応Pentium 4で初のFSB 533MHzモデルとなる動作クロック2.93GHzの「515」と2.66GHzの「505」が発売になった。バルク品で、「515」の実売価格は15,780円~16,280円、「505」は14,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
Pentium 4 515と505は表立った製品発表は行なわれておらず、現時点ではプロセッサ・ナンバ一覧表(Processor Number Feature Table)などの資料でモデル名が確認できるだけの状態。詳細スペックは不明だが、一覧表では製造プロセス90nm、FSB 533MHz、2次キャッシュ容量1MB、動作クロックは「515」が2.93GHzで「505」が2.66GHzとされている。Hyper-Threadingテクノロジは非搭載。
FSB 533MHzのみをサポートするLGA775マザーボードはi910GLチップセットを搭載する同社製「D910GLDW」が発売済み。これまで「D910GLDW」に対応するCPUはCeleron Dのみだったが、今回の製品登場によりPentium 4との組み合わせも可能になる。
Pentium 4 515を採用した大手製メーカーのPCとしては、NECのVALUESTAR GタイプLなどがある。
なお、マーキングを見ると、今回の製品は出荷工場元が中国になっている。これまでIntel製CPUの出荷工場元はフィリピン、コスタリカ、マレーシアで、中国というのは初。Intelは半導体の検査と組立施設を2004年に中国に新設し、2005年から稼働するとしていた。
□Pentium 4(インテル)
http://www.intel.co.jp/jp/products/desktop/processors/pentium4/
□Processor Number Feature Table Matrix(Intel)
http://www.intel.com/products/processor_number/proc_info_table110104.pdf
□VALUESTAR GタイプL(日本電気)
http://121ware.com/navigate/direct/info/match/200501/vg30s5l.html
□関連記事
【2004年12月18日】i910搭載マザー登場、PCI Express非対応でFSBは533MHz
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20041218/etc_d910gldwl.html
| (Intel Pentium 4 515) |
| (Intel Pentium 4 505) |
[撮影協力: ワンネス]