【 2005年6月4日号 】
2台のHDDを内蔵できる挑戦者の自作NAS“白箱”が発売
LANTANKLANTANK
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 2台の3.5インチHDDを内蔵可能で、アップルの音楽ファイル管理ソフト「iTunes」と連携する機能を持つ自作NASキット「LANTANK(SOTO-HDLWU)」がアイ・オー・データ機器のPC上級者向けブランドである挑戦者から発売になった。実売価格は17,800円~19,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 玄人志向の自作NASキット「玄箱(=黒箱)を意識した」というコードネームの「白箱」でも知られる「LANTANK」は、IDE接続の3.5インチHDDを内蔵してNASとして使えるNAS自作キット。同種の製品は「玄箱」など複数が発売済みだが「LANTANK」は2台までHDDが内蔵できるのがウリだ。2台のHDDを内蔵した場合は、2台の容量を合計する「スパンニング」と、2台に同じデータを記録する「ミラーリング」の2通りで使用できる。

 また、アップルの音楽管理ソフト「iTunes」や、アイ・オー・データ機器のネットワークメディアプレーヤー「AVeL LinkPlayer」などからHDD内のデータ参照が可能なのも特徴。「LANTANK」はOSとしてDebian GNU/Linuxを採用しており、「iTunes」対応の「mt-daapd」や、「AVeL LinkPlayer」などに対応する「wizd」といったメディアサーバデーモンが標準で組み込まれている。

 同じくOSにLinuxを採用する「玄箱」でも、ユーザーが独自にデーモンを組み込んでメディアサーバとして利用する例が見られるが、Linuxに詳しくないという人にとって、「LANTANK」の標準装備されたメディアサーバデーモンはうれしい存在だろう。ただし、アップルとアイ・オー・データ機器は機能のサポートは行なっていないので要注意だ。

 筐体の外観はHDD 2台内蔵のアイ・オー・データ機器製NAS「HDW-UESシリーズ」と同様で、電源を内蔵している。筐体サイズは高さ131×幅68×奥行き265mm。PCとの接続インターフェイスは、10BASE-T/100BASE-TXのほかUSBに対応している。付属品はOSインストール/ソースCD-ROMなど。


□LANTANK(挑戦者)
http://supertank.iodata.jp/products/sotohdlwu/
□関連記事
【2005年4月2日】玄箱に対抗して挑戦者が自作NAS「白箱」を開発、展示中
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050402/etc_sirobako.html

 (挑戦者 LANTANK)

[撮影協力:テクノハウス東映ツクモパソコン本店II]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。
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