Socket A対応の低消費電力CPU「GeodeNX」を「正しく認識するベータ版BIOS」(TWOTOP秋葉原本店)が付属する廉価なSocket Aマザーボード。メーカーはECS。 同社が発売する格安マザーボード「741GX-M」に専用BIOS入りCD-ROMを添付した、というかたちの製品で、CD-ROM以外の製品内容はまったく同一。ただしこの専用BIOSは、ECSが今回のためだけに開発したもので、一般公開する予定はないという。BIOSに追加された主な機能は、GeodeNXの動作クロック/電圧の認識やCPU名の表示など。 なお、GeodeNXを認識し「通常に動作することは確認してある」(TWOTOP秋葉原本店)ものの、電圧が1.24Vまでしか下がらない(GeodeNXの電圧は1250が1.1V、1550が1.0V、1750が1.25V)などの問題があるため、「GeodeNXの動作保証はない」(販売ショップ)ので要注意。ちなみにこの専用BIOSを入れたままでも通常のAthlon XPは動作可能。 追加されている付属品は「BIOS入りCD-ROM」だけで、そのCD-ROM内もROMイメージファイルが1つあるだけというシンプルなもの。GeodeNX用BIOSに特化したBIOSアップデートマニュアルなども用意されていないため、一般的なBIOSアップデート手順を参考にして作業する必要がある。なお、TWOTOP秋葉原本店では、CPUとのセット購入者を対象にBIOSの無料アップデートサービスを実施中。 □関連記事 【2004年1月31日】741GX-M(今週見つけた新製品) http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040131/ni_i_m4.html#741gxm 【7月23日】Geode NX対応BIOS添付のECS製格安マザーが来週発売 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050723/etc_ecsgnx.html
[撮影協力:フェイス秋葉原本店とTWOTOP秋葉原本店]
|