“車載PC”を実現したい人に朗報だ。自動車のバッテリーをPC用電源として使うためのMini-box.comブランド(Ituner Networks)の電源変換キット「M1-ATX」の販売をオリオスペックが始めている。初期不良2週間の条件付きで、実売価格は11,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
「M1-ATX」は電源変換基板と数本の電源ケーブルがセットになったシンプルなキット。同社はVIA製Mini-ITXマザーボード向けの製品としており、基板上には90W出力のマザーボード用20ピン電源コネクタが用意されている。
ユニークなのはPC側の電源OFFのタイミングを調整できる点。基板上のジャンパピンを操作することにより、イグニッションキーをOFFにした後に一定時間PCへの電源供給を継続させるようにすることもできる。つまり、シャットダウンの処理時間をこれで確保できるというわけだ。このほか、エンジン始動時の電源供給を安定させるといった機能も備えているという。
車載バッテリーへの接続などセッティングはユーザー自身で行なう必要があるが、同店いわく「カーオーディオなどが取り付けられる人ならば配線方法などは分かる」とのこと。同社Webサイトには詳細な電源仕様などを記したPDFマニュアルが掲載されているので、事前に目を通しておいたほうがよさそうだ。
□M1-ATX(mini-box)
http://www.mini-box.com/s.nl/sc.8/category.13/it.A/id.356/.f
| (mini-box M1-ATX) |
[撮影協力:オリオスペック]