サーバ向けに2D表示に特化したXGI製GPU「Volari Z7」を搭載する初のビデオカードが登場した。販売されているのは、DDRメモリ32MBを搭載し、PCI接続のノーブランド品「Volari Z7 32MB PCI」で、実売価格は3,970円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。機能が絞られて発熱が少ない分、チップ上に一切冷却部品が付いていないという特徴がある。
サーバーや小型端末向けとされるVolari Z7は、PCIバスのみをサポートするほか表示機能を2Dに絞ることなどにより低コストや低消費電力を実現したという製品。製造プロセスは0.18μmで、主なスペックはコア/メモリクロック166MHz、DDR/DDR2/GDDR3サポート(最大メモリ容量256MB、最大メモリバス幅32bit)、コア電圧1.8Vとなっている。
今回発売された搭載カードは、その省電力性を裏付けるかのようにヒートシンクなどの冷却パーツを一切備えていないのが注目点。基板全体も主なパーツとしてBGAタイプのVolari Z7チップやメモリチップなど数点を搭載するのみと非常にシンプルだ。
出力コネクタはVGAのみ。主な付属品はLowProfileブラケット、デバイスドライバ収録CD-ROM。
□Volari Z7(XGI Techmology
http://www.xgitech.jp/products/products_2.asp?P=14
http://www.xgitech.jp/about/about_press1.asp?CTID={A49F5ADA-9ECF-4EBF-A8F1-61E6369CACD4}
| (XGI Volari Z7) |
[撮影協力:クレバリー1号店]