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【DNT-888L】 | 【配面】 |
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【パッケージ】 | 【構成図】 |
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【FEATHER2005 V2】 | 【Webブラウザ視聴】 |
PCでTV番組をキャプチャする環境を作るのに、もうUSBもPCIバスも不要なようだ。
TVキャプチャ製品としてはユニークなLAN接続型のハードウェアエンコードタイプ外付けアダプタ「DNT-888L」がカノープスから発売となった。実売価格は37,768円~39,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●録画環境にUSBもPCIも不要?
「DNT-888L」は既存のLAN環境にネットワークケーブルで接続して、LAN内の他のPCから番組の録画や視聴が行なえるというユニークな製品。1台のみ接続した場合、複数のPCで同時に録画・視聴を行なうことはできないが、TVキャプチャアダプタをLAN内のPCで共有したり、拡張性のないPCでキャプチャ機能を使ったりしたい場合には便利だ。
また、「DNT-888L」を複数台接続することで、多チャンネル同時録画や複数PCからの録画。視聴機能の同時使用も行なえる。画質補正機能は3D Y/C分離、3Dノイズリダクション(2つの同時使用は不可)、10Tapゴーストリデューサーを備えている。記録解像度は720×480/480×480/352×480/352×240ドット、最大8MbpsのMPEG-2録画に対応している。このあたりは従来のPCIやUSB接続のTVキャプチャ製品と仕様はほとんど同じだ。
●ただし無線LANでは帯域不足
筐体前面にはネットワーク情報などが確認できるLCDパネルを装備。背面には100Base-TX対応LANポートのほかコンポーネントビデオ、S-Video、コンポジットビデオ、スレテオ(ピンジャック)の各入力端子などを備えている(コンポーネントビデオ以外は各2系統)。ワイヤレスLAN経由での使用も可能だが、転送速度の安定化のため100Base-TX以上の有線LANでの使用を推奨するとしている。なお、使用時はルーターのDHCP機能が必要になるとされている。
録画と視聴に用いるのは同社製コントロールソフトの「FEATHER2005 V2」(2ライセンス)で、LAN内の最大2台のPCにインストールして使用できる。そのほか、同社製編集ソフト「超編 Ultra EDIT体験版」が付属している。
●Webブラウザでも視聴可能
なお、ツクモパソコン本店IIでは店頭デモも実施中。また、同店では、10日(土)限定のデモとして、無線LAN経由&WebブラウザによるTV視聴デモも行った。ちなみにこの際に使用したソフトは「VLC media player」だが、メーカーによる動作保証はないとのこと。
□DNT-888L(カノープス)
http://www.canopus.co.jp/catalog/dnt/dnt888l_index.htm
| (カノープス DNT-888L) |
[撮影協力:フェイス秋葉原本店とT-ZONE. PC DIY SHOPとツクモパソコン本店II]