【 2005年9月17日号 】
	OpteronのSocket 939版がデビュー、対応マザーボードは？

　米AMDが現地時間の8月2日(火)に発表したサーバ/ワークステーション向け1way対応CPUのSocket 939版シングルコアOpteron 100シリーズがリテールパッケージ品で5モデル発売となった。

　実売価格はモデルナンバー152（2.6GHz）が99,800円、150（2.4GHz）が46,980円～47,980円、148（2.2GHz）が34,800円～35,490円、146（2.0GHz）が24,800円～25,480円、144（1.8GHz）が17,500円～17,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　Socket 939版Opteronは対応CPUソケットを従来のSocket 940から変更した新製品。Socket 940から主に変更されたのはサポートするメモリタイプ（ECC/Registered→ECC/Unbuffered）とHyperTransportリンク数（3→1）で、DDR400メモリをサポートするほか1MBの2次キャッシュを搭載する点は従来同様となっている。

　対応マザーボードに関しては、AMDによれば既存のSocket 939マザーボードでもBIOSをアップデートすることで使用できるという。また、プレスリリースでも挙げられているTyanのnForce 4 Ultraチップセット搭載Socket 939マザーボード「Tomcat K8E」の製品情報には、Socket 939版Opteronに対応する旨が記されている。

　なお、Registeredメモリをサポートする従来のOpteron 100シリーズも、既存顧客向けに提供を継続するとしている。

　Socket 939マザーボードはSocket 940マザーボードよりも比較的安価で、また入手しやすいのもメリット。Socket 939版Opteronは低コストで1wayサーバ/ワークステーションを自作する際の有力な選択肢となりそうだ。

□Opteron 1xx（AMD）
http://www.amd.com/jp-ja/Processors/ProductInformation/0,,30_118_8825,00.html
http://www.amd.com/jp-ja/Corporate/VirtualPressRoom/0,,51_104_543~100325,00.html
□関連記事
【2005年6月18日】Tyan Tomcat K8E(S2865G2NR)（今週見つけた新製品）
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050618/ni_i_m8.html#t8ke

（AMD Opteron）

[撮影協力:ツクモパソコン本店IIとドスパラ アキバ店]

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