【 2005年10月1日号 】
	Maxtorが偽造品対策を実施、ラベル張り替え防止シール導入

　Maxtor製HDDで正規品であることを示すラベルが貼られた製品が店頭に出回り始めた。同社日本法人の日本マックストアによれば、全世界で販売されているOEM向けを含めた同社製IDE/Serial ATA HDDの全てに貼付されているという。

　3月にMaxtor製HDDの偽造品が出回るという事件があったが、今回のラベルはこれに対する方策で、ラベル表面には「WARRANTY VOID IF REMOVED OR DAMAGED」と、剥がしたり傷つけたりすると保証が無効になることを示す英文が記されている。ホログラムタイプではないが、剥がしたり曲げたりするとシール全体に「WARRANTY VOID」という大きな文字が浮かび上がり、なんらかの不正が行われたことがすぐに判別できるという。

　また、正規品を扱うショップに対してはその旨を示す楯を配布し、店頭に設置してもらうとしている。

　なお、SCSI HDDについては「流通ルートが確実で偽造品が発生しにくい」ため、ラベル貼付は行なわないとのこと。

　偽造品の発見以降は、代理店とショップとの間で確認作業や返品を行なうなど偽装品排除の動きもあったが、今回、メーカーであるMaxtorによって対策が行なわれたことで 安心感は一層増したと言えそうだ。ただし、現時点ではラベルの貼られていない正規品も店頭に出回っているため混乱が起きる可能性もある。同社Webサイトでは正規販売代理店や国内出荷しているモデル番号の一覧などを掲載しており、購入前にこうした情報に目を通しておくのも自衛手段のひとつだろう。

□モデル番号一覧/正規販売代理店一覧/地域別 店舗情報（日本マックストア）
http://www.maxtor.co.jp/partners/models.htm
http://www.maxtor.co.jp/partners/compare.htm
http://www.maxtor.co.jp/partners/area_list.htm
□関連記事
【2005年3月5日】Maxtor製HDD「MaXLine II」に偽造品、日本支社が確認
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050305/etc_maxtor.html

（Maxtor製品）

[撮影協力:日本マックストア]

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