老舗のぷらっとほーむが年末で閉店することになった。同店は電脳街アキバの始まりを語る上では欠かせない老舗であり、“本多のオヤジ”こと本多弘男社長(現会長)の個性的なキャラクターでも知られる。閉店は11日(金)に正式発表されており、閉店予定日は12月末。Webサイトでのオンライン販売は閉店後も継続するとしている。
アキバに店舗を構えて10年以上になる同店は、とくにサーバ/ワークステーションやネットワーク、Linux関連製品の品揃えが豊富で、加えてスタッフが製品や技術に関する深い知識も持つという、玄人やマニア、ハイエンド志向のユーザーが好むまさに老舗。太陽電池内蔵フリースジャケットやユニークな操作方法のキーボードなど、変り種の海外アイテムを輸入、紹介するといった独自の選択眼を持つことでもお馴染みだ。
創業当初から商用サーバの販売を行なうなど、もともと法人向け事業を主としていた同社だが、今年5月には秋葉原ダイビルに本社を移転することで事業を強化。そして今回、自社製品事業への経営資源を集中させるために店舗閉鎖を決定したという。
ちなみに、同店が入居しているミツワビル5階、6階の上下フロアには8月以降にメイドカフェとメイドリラクゼーション店が相次いで出店しており、ビル全体の集客層も急速に変わりつつある状況だ。
□秋葉原店舗の閉鎖についてのお知らせ(ぷらっとほーむ)
http://www.plathome.co.jp/about/ir/pdf/20051111_03.pdf
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[撮影協力:ぷらっとほーむ]