Linuxディストリビューション「Turbolinux」の最新版。一部のWindows用ソフトがそのまま動作するWindows互換モジュール「David」を搭載するなど、「Windowsとの互換性向上」が大きなテーマになっている。 最大のウリである「David」は、ソフト別に「イネイブラ」と呼ばれるプラグインを用意、これを使ってWindows用ソフトをLinux上で動作させる、というもの。標準ではMicrosoft Word/Excel/PowerPoint(2000/XP)のイネイブラが同梱されているほか、今後、PowerDVDやPhotoshop 6.0、Macromedia FLASH MX 2002、ロータスノーツ、QuickTime Player用などが提供される予定。なお、こうしたイネイブラは有償で提供される見込みだが、価格などに関するアナウンスは特にない。 また、Windowsとの互換性向上という点では、「Windowsドメイン対応(ActiveDirectoryへの参加が可能)」や「Windowsユーザーに親しみやすいデスクトップ環境」、Microsoft Officeのファイルが扱えるオフィスソフト「StarSuite 8」の標準搭載などもうたわれている。このほかの付属ソフトは「ATOK for Linux」や「Turbopアンチウイルス」など。 「起動時間を前バージョンの半分に短縮し、体感速度“世界最速”を実現した」(ターボリナックス)のもウリ。 上記機能をフル搭載した標準モデルのほか、DavidやATOK、Turboアンチウイルスを全て省略し、StarSuiteも90日限定版とした廉価版「Basic」も同時発売されている。 □David(ターボリナックス) http://www.turbolinux.co.jp/products/FUJI/david/
[撮影協力:ぷらっとホーム ]
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