ATIが主催するイベント「ATI Winter Festival '05」が秋葉原ダイビル(ブロックC2-[e6])で行われた。最新のRADEON X1000シリーズ搭載のビデオカードやRADEON XPRESS 200チップセット搭載マザーボードなどといった各社の製品が所狭しと並べられ、多くの来場者が訪れた。
会場では、ASUS、GIGABYTE、MSI、SAPPHIRE、ECSらATIパートナーのブースが設けられ、各社の最新製品がずらりと展示された。最新のRADEON X1000シリーズ搭載ビデオカードを組み合わせたCrossFire環境でのゲームデモが多く、さながらハイエンドゲーマー向けイベントといった様相。開催アナウンスが直前になって行われた割には早い時間から多くの来場者が訪れ、ステージ上での各社のプレゼンテーションも熱心に聞き入るユーザーが多かったのが印象的だ。
会場でもっとも力を入れていたのがASUSで、オーバークロック仕様のRADEON X1800 XT搭載ビデオカード「Extreme AX1800XT TOP/2DHTV」をデモしたほか、RADEON 1600 XT搭載でファンレス動作するビデオカード「Extreme AX1600XT SILENT/TVD」を展示した。「Extreme AX1800XT TOP/2DHTV」はノーマルのRADEON X1800 XT搭載製品より10%速く、黒い大型クーラーを搭載して専用のACアダプタで電源を供給するという特徴がある。「Extreme AX1600XT SILENT/TVD」はヒートパイプを介してカードの裏側に設置した大型ヒートシンクで熱を逃がす仕組みになっている。
GIGABYTEはバンドルが決定した最新ゲーム「ギルド ウォーズ」を前面に出してATI関連製品を展示。ビデオカードでは、ファンレス仕様のRADEON X1600 ProとRADEON X1300 Pro搭載ビデオカードが展示されており、いずれも12月中の発売が予定されているという。
ECSは近日発売予定というRADEON XPRESS 200 CrossFire Editionチップセット搭載のLGA775マザーボード「PA1 MVP」をデモ。同社のマザーボードはローエンド中心の展開だったが、今後はこうしたハイエンドの製品も積極的に出していく予定という。また、ATIとの関連はないものの、注目の製品としては、Intelの次世代CPU「Yonah」に対応した小型デスクトップPC「P60」のパンフレットを見ることもできた。i945GMチップセットを採用し、Yonahを搭載可能で、スリムDVDコンボドライブも内蔵して幅197×高さ42×奥行き230mmという超小型の本体を実現している。Mini PCI接続のTVチューナー、IEEE 1394、Bluetooth、無線LAN、Gigabit Ethernetなどの機能を内蔵、電源は65WのACアダプタ。同社によると、現時点でYonahが実際に動作する小型完成PCはこの製品だけで、早ければ2月にも国内で販売ができる段階にまで開発が進んでいるという。
このほかでは、MSIがRADEON XPRESS 200 CrossFire EditionとULi製サウスブリッジM1573を組み合わせたSocket 939マザーボードを展示、SAPPHIREが白い基板と赤いスロット部品を組み合わせたATIカラーのRADEON XPRESS 200Pチップセット搭載Socket 939マザーボード「PURE INNOVATION(PI-A9RX480)」を展示していた。
□ATI Winter Festival '05 (ATIテクノロジーズジャパン)
http://www.ati.com/jp/buy/promotions/winterfestival/
| (RADEONシリーズ) |
[撮影協力:ATIテクノロジーズジャパン]