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【3点セット】 | 【GA-8I945G-MBX】 |
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【GV-NX66128DP-SI】 | 【GH-ESB21-TH】 |
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【接触部】 | 【BTX Form Factor】 |
GIGABYTEから初のBTXフォームファクタ対応製品として、microBTX対応i945G搭載LGA775マザーボード「GA-8I945G-MBX」、BTX専用だというファンレスのGeForce 6600搭載PCI Express x16ビデオカード「GV-NX66128DP-SI」、BTX対応CPUクーラー「GH-ESB21-TH」の3製品が発売となった。
BTX対応のマザーボードの発売はIntelとMSIに続いて3社目で、CPUクーラーはThermaltake、SNE、COOLER MASTERに続いて4社目。ビデオカードでBTX対応をうたう製品はこれが初だ。
●AbeeのBTX 4点セットでテスト済み
実売価格は「GA-8I945G-MBX」が14,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、「GH-ESB21-TH」が4,980円~4,984円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、「GV-NX66128DP-SI」が12,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
GIGABYTEによると、これら3点のパーツを先週発売されたAbee製microBTXタワーケース「AS Enclosure S1B」に組み込こんで動作テストを実施したところ、BTX規格の特徴でもあるフロント吸気とリア排気による高い冷却効果が得られ、同一CPUを用いたATXマシンよりも高い冷却性能を示したほか、ノイズレベルも低く抑えられたという。
●BTX専用ビデオカードって?
今回発売された製品の中で特に気になるのが、BTX専用ビデオカードとして登場した「GV-NX66128DP-SI。どこがBTX用なのかと言えば、GPUクーラーの形状で、GPUから多層フィン付きヒートパイプが直角に伸び、この部分がちょうどケース全面→CPU→チップセット→ケース背面というBTX特有の直線エアフロー上に乗るかたちになっている。直角に伸びたGPUクーラーが収まる位置はCPUクーラーのすぐ後ろで、これらの熱はPCケース背面のケースファンで外部にまとめて放出される構造になっている。
なお、GIGABYTEは特にアナウンスしていないが、今回の3点セットを実際に組み立ててみると、GPUクーラーのヒートパイプ先端がチップセット用ヒートシンクとちょうどぴたりと接触するかたちになる。これは不具合ではなく意図的なものと思われるが、違うパーツ同士の冷却部品を接触させるというのは従来にはない発想だと言える。
●BTXはエアフロー面でのパーツ相性がシビア
「GA-8I945G-MBX」のスロット数はPCI Express x16×1、PCI Express x1×1、PCI×2、DIMM×4(DDR2-667、最大4GB)。「GV-NX66128DP-SI」はコアクロックが300MHzから450MHzにあらかじめオーバークロックされているのも特徴。ビデオメモリはDDR 128MBで、DVI-I、VGA、TV(HDTV対応、ケーブル付属)の各出力ポートを装備している。
パーツメーカーが対応PCケースを指定したうえで冷却性能や静粛性のメリットをうたうというのはこれまでにないユニークな手法。とくにBTXマシンを自作する場合は、エアフロー面での各パーツの相性も重要になるため、あらかじめ決まったパーツをセットにするのは理に適っているとも言える。
□GIGABYTE BTXソリューション(日本ギガ・バイト)
http://www.gigabyte.co.jp/nippon/btx/btx-s.html
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【2005年6月11日】Abeeも高級志向のBTXケースを発売、GIGABYTE公式推奨品
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050611/etc_850wssips.html
| (GIGABYTE GA-8I945G-MBX) |
| (GIGABYTE GH-ESB21-TH) |
| (GIGABYTE GV-NX66218DP-SI) |
[撮影協力:カクタソフマップ]