HyperTransportを用いた拡張カード用インターフェイスの「HTX」スロットを搭載すると見られるSUPERMICRO製HT-1000チップセット搭載デュアルCPU対応マザーボード「H8DSL-HTI」のサンプルがUSER'S SIDE本店で展示中だ。製品の発売時期、価格は未定。
HyperTransportは自作ユーザーにとっては主にCPU-チップセット間やチップセット同士の接続インターフェイスとして知られているが、HTXはそのHyperTransportを用いてドーターカードなどによるシステムの拡張を実現する規格。規格は2004年11月に発表されているが、HTXスロットを搭載した製品の販売はまだ確認されていない。
「H8DSL-HTI」は製品情報が未公開のため詳細なスペックは不明だが、PCI-X、IPMI(Intelligent Platform Management Interface)スロットのほか、このHTXスロットを搭載するという。白いPCI-Xスロットの一直線上に並んだ黒いスロットがそれで、スロット付近には「HT-CONNECTOR」という文字(“H”の文字は一部分が欠けている)が印刷されている。
同店によれば主な機能はVGA、Gigabit Ethernet(2ポート)を搭載しているという。なお、PCI-X、HTXスロットを使用する際はライザーカードを併用する必要があるとのこと。
□HTXプレスリリース(HyperTransport Consortium)
http://www.hypertransport.org/consortium/cons_pressrelease.cfm?RecordID=71
□Supermicro
http://www.supermicro.com/
| (SUPERMICRO H8DSL-HTI) |
[撮影協力:USER'S SIDE本店]