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【パッケージ】 | 【最上位モデル登場】 |
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【マーキング】 | 【スペック】 |
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【3.60GHz】 | 【実売価格6万円台】 |
デュアルコアPentium Dの最上位モデルとして3.6GHzで動作するプロセッサー・ナンバー960が発売になった。従来のモデルと違ってEISTにも対応している。実売価格は67,173円~70,140円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●EISTにも対応
Pentium Dは65nmのシングルコア2つをワンパッケージ化したデュアルコア設計のデスクトップ向けCPUシリーズで、開発コード「Presler」で知られる。このシリーズが最初に店頭へ並んだ1月にはPentium D 920/930/940/950の全4モデルだったが、960の登場で全5モデルへと拡充された格好だ。なお、960は店頭販売が確認された1日(月)時点では未発表。
960の特徴は、従来シリーズ最上位950の3.4GHzから3.6GHzへと動作クロックが引き上げられたことと、これまでPentium Dではエラッタで無効となっていた省電力機構のEIST(Enhanced HALT StateとEnhanced Intel SpeedStep Technology)が有効になったこと。EISTはアイドル時に動作クロックを落として発熱量や消費電力を落とす機能で、これによりトータルの低消費電力化と安定動作が期待できる。
●評価見直しへ
FSB 800MHz、2次キャッシュ2MB×2=4MB、EM64T対応といった基本的なスペックは従来同様。
Pentium Dは、Coreシリーズのように2つのコアがバスを共有する“真のデュアルコア”とは言えないものの、それでも4GHzに近いクロックで独立したコアが2つ同時に動作するのはスペック重視の人には大いに魅力的。アナウンスが十分でなかった点も含めて懸念材料だったEISTの無効化も960で解消され、改めて注目されるかもしれない。
□Pentium D(Intel)
http://www.intel.co.jp/jp/products/processor/pentium_d/
□関連記事
【2006年1月7日】Preslerコアを採用したPentium D 9xx発売もEIST使用不可?
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060107/etc_presler.html
| (Intel Pentium D) |
[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPとクレバリー インターネット館]