メイド服をイメージしたキューブPC用の本体カバーなるユニークなものがカクタソフマップで展示中だ。これは考案・製作した個人が同店に展示を依頼したもの。
このカバーは基本的にキューブPC全体をすっぽりと覆うタイプのシンプルなカバーで、電源を落としたPCにかけておけばホコリ除けになる、というのが“表向きの機能”。最大の特徴はフロントパネルの部分に小さなメイド服が貼り付けてあることで、実のところは、これをPCにつけることでいつでもメイド服が目に入るという“メイド萌え”の人のためのアイテムだ。
電源を落として休んでいるPCにこれをかけておけば、余計なホコリがかからないうえ、まるで自分の次の指示を待つようにメイドがじっとしているようにも見える、というわけだ。人に「これはなんなの?」と聞かれても「PCカバーだよ」と正当な機能性を堂々とアピールできる?らしい。なお、カバーのサイズはShuttle製キューブPCに合わせて製作してあるという。
また、メイド服の部分はホックで取り付けられており、脱着が可能。このメイド服を単体でフロントパネルに直接貼り付ければ、フロントパネル限定のホコリ除けになるほか、光学ドライブをイジェクトさせるとメイド服の上半身部分がおじぎをするように折れ曲がるという動きも楽しめる。電源やI/Oケーブルをいじる場合などはメイド服のスカート部分をめくる必要があり、こうした不純な(?)ギミックを“萌え要素”として感じる向きもありそうだ。
そもそもPCにカバーをかけるというのは、まだPCがPC-9800シリーズ全盛で16bitパソコンなどと言われて特別高価だった頃に貴重品扱いとして行われた昔懐かしい文化。それが“萌え系文化”の時流に乗って無理矢理?復活というわけだ。
これを企画した、もで太氏によると、「萌え文化と自作PC文化の融合」という発想からうまれた新たなアイテムなのだという。企画を思いついたときから完成するまでに約1年かかっており、自分で型紙を製作したり、寸法あわせのための疑似キューブPCをプラ板で製作したりなど、いろいろと苦労も多かったようだ。最終的には、可愛いイメージのメイド服を裁縫で自分で製作するのは難しく、大まかなデザインをメイドカフェ@ほぉ~むcafeの裁縫・洗濯部門である@ほぉ~むランドリーに伝えて製作してもらったとのこと。
もで太氏によると、現在商品化に向けてあるベンダーと話し合いを進めているという。デザインや価格、どういう商品形態になるかなど詳細は不明。“メイド萌え”の人にとっては発売が楽しみなアイテムと言えそうだ。
【PC用メイド服カバー(動画)】
□@ほぉ~むランドリー
http://www.cafe-athome.com/laundry/
| (Shuttle製品) |
[撮影協力:カクタソフマップ]