【 2006年6月24日号 】
“Origami”ことUMPCが登場、C7-M搭載で約10万円
PBJ SmartCaddie(SCA001) PBJ SmartCaddie(SCA001)
PBJ SmartCaddie(SCA001) PBJ SmartCaddie(SCA001)
PBJ SmartCaddie(SCA001) PBJ SmartCaddie(SCA001)
 Microsoftが提唱するタッチパネルインターフェイスの超小型PC「Ultra-Mobile PC(UMPC)」に準拠したPBJの完成PC「SmartCaddie(SCA001)」がクレバリー1号店で販売中だ。実売価格は実売価格は92,970円。

 「Origami」の名で呼ばれていたUMPCとは、その名の通り携帯性を重視したポータブルタイプの超小型PCで、入力インターフェイスとしてタッチパネルディスプレイを採用しているのが特徴。片手でPC本体を、もう一方の手でスタイラスを持ち、画面に対して入力を行なうというスタイルになっている。

 複数のメーカーがUMPC準拠の製品を発表しているが、ハードウェア面の主な仕様はほぼ共通しており、OSのWindows XP Tablet PC Edition 2005、タッチパネルディスプレイ(約7インチ以下、解像度800×480ドット以上)、無線LAN、Bluetoothなどを搭載することが前提となっている。

 今回の「SmartCaddie」は、7インチのタッチパネル式TFT液晶(800×480ドット、ズーム機能で最大1,024×600表示が可能)のほか、VIA製CPUのC7-M ULV(Ultra Low Voltage) 1GHzとVN800チップセットを採用。そのほかの主なスペックは、メモリ512MB、HDD 40GB、筐体のサイズが228×146×25.1mm、重量880g(バッテリー込み)となっている。バッテリー駆動時間は最大約2.5時間。

 国内ではより小さく高性能なVAIO type Uが話題だが、汎用性や価格といったメリットを考えればUMPCも魅力的。室内でのメディアプレイヤー端末や外出時のポータブルPCとして新たな使い方ができそうだ。なお、ECSも早ければ来月にPentium M/Celeron M搭載のUMPC「H70」を発売する予定になっている。


□Ultra-Mobile PC(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/umpc/default.mspx
□SmartCaddie(SCA001)(PBJ)
http://smartcaddie.jp/
□C7-M ULV(VIA Technologies)
http://www.via.com.tw/en/products/processors/c7-m_ulv/
□関連記事
【2006年3月17日】写真でみるPBJ製“Origami”「Smart Caddie」(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0317/pbj.htm

 (PBJ SmartCaddie)

[撮影協力:クレバリー1号店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。
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