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【MP945-VX】 | 【I/Oパネル部】 |
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【パッケージ】 | 【帰ってきた】 |
AOpenの超小型PC自作キット「mini PC」のCore Duoに対応した新モデルが登場、Intel 945GM/ICH7MDHチップセットを搭載した「MP945-VX」が発売となった。
実売価格は46,800円~47,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●デザインは独自タイプに
2005年12月に登場したPentium M対応の初代製品「MP915-B」は、Appleの「Mac mini」にそっくりな筐体を採用したことでも話題となったが、2代目となる今回の「MP945-VX」ではデザインがまったく異なる新しいものに変更された。とは言え、幅165×高さ50×奥行き165mmという筐体サイズは「MP915-B」と同じで、「miniPC」の大きなメリットのひとつである高い省スペース性はしっかり受け継がれている。
また、機能の充実ぶりもこれまでどおりで、スロットイン式DVDスーパーマルチドライブ(松下製UJ-845S)、DVI出力、TV出力(コンポーネント出力対応)、Gigabit Ethernet(Intel PRO/1000 PL)、USB 2.0(2ポート)、IEEE 1394、5.1チャネルサウンドなどの豊富な機能を備えている。Viivをサポートしているのも特徴のひとつだ。
搭載できるパーツは、CPUがCore Duo/SoloとCeleron M、DDR2メモリ(DDR2 533/667、最大1GB、SO-DIMMスロット1基)、2.5インチSerial ATA HDD、Mini PCI接続無線LANカード(アンテナキット別売り)。OSはWindows XP Professional/Home Edition/Media Center Editionに対応している。
●スペックに制約も
ただし、メモリがSO-DIMMで1基しかない点と、やや特殊な組み立て作業が必要な原因となる「IDE Card」が今回も採用されているのは留意したい。IDE Cardは、上面カバーに装着した光学ドライブ、2.5インチHDDと、底面のマザーボードを繋ぐ独自のインターフェイスカードで、カバーを被せる際にIDE Cardのコネクタがマザーボードのスロットがなかなか刺さらないケースもあるので要注意だ。
また、Windows XP Professional/Home Editionをインストールする際はBIOSの設定変更が必要な点にも要注意。これは、BIOSの初期設定が、Windows XP Media Center EditionをインストールしてViivを使うための内容になっているためだ。
主な付属品は、電源のACアダプタ(65W)、IDE Card、TV出力ケーブル、DVI/VGA出力ケーブル、HDD固定ネジ。
小型化を追究するためにスペックが制約されている面もあるが、コンパクトな筐体に豊富な機能を備え、Core Duoが搭載可能な「MP945-VX」は、数あるPC自作キットの中で注目を集める存在になることは間違いない。
□miniPC/MP945-VX(AOpen)
http://minipc.aopen.com/Global/
http://aopen.jp/products/baresystem/mp945vx.html
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| (AOpen MP945-VX) |
[撮影協力:BLESS秋葉原本店とTSUKUMO eX.とZOA秋葉原本店]