【 2006年8月12日号 】
PCIe x1-PCI変換カードの検証大会開催、計11枚テスト
DCT-FUTA1検証イベント DCT-FUTA1検証イベント
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 DIGITAL COWBOYブランド(ハンファ・ジャパン)のPCI Express x1-PCI変換アダプタ「DCT-FUTA1」の動作検証を行なう同社主催のイベント「フタを埋めたいボード検証大会」が12日(土)にTSUKUMO eX.で行なわれた。

 PCI Express x1スロットでPCI接続の拡張カードを使えるようにする画期的なアイテム「DCT-FUTA1」だが、拡張カードは様々な機能、メーカーの製品が無数にあるため完全な動作検証が行なえないのが実情。同社はパッケージにも「環境や組み合わせによる動作保証は一切出来ません」と断り書きをし、玄人向けの製品として発売している。そこで企画されたのが今回のイベント。ユーザーに「DCT-FUTA1」と組み合わせたい拡張カードを持ち込んでもらい、テストマシンを使って動作するかどうかをその場でチェックするというものだ。

 最終的にユーザーが持ち込んでテストが行われたカードは計11枚。Ulra2SCSI+USB2.0+Soundの複合カード、IEEE-1394カード、ビデオキャプチャカード、LANカード、サウンドカード、IDEカードなど、ほとんどのカードはOS上で認識され、そのうち一部は動作テストもパスした。

 目立ったところでは、Ulra2SCSI+USB2.0+Soundの複合カードが意外に何の問題もなく動作したことが挙げられる。Windows XPのデバイスマネージャーで確認すると、PCI-PCIブリッジの下にさらにPCI-PCIブリッジがぶら下がって複数のデバイスが動作するという、実に複雑な状態になっていた(さらにこのときiPod Shuffulを接続しての動作も確認)。

 ただし、なぜかSCSIカードで認識すらしない例が2つあった。また、IDEカードやIEEE-1394カード経由でHDDを接続させてベンチマークをとると書き込みが遅いという例もあった。

 テストした後、実際に「DCT-FUTA1」を購入していった人もあり、販促イベントとしては成功だったようだ。なお、同社によると、初回ロット500枚に続いて次のロット500枚も準備中だが、ひとまず次回ロットで出荷は打ち止めにする可能性があるという。


□DCT-FUTA1/牧場長のつぶやき(ハンファ・ジャパン)
http://www.digitalcowboy.jp/products/dctfuta1/
http://www.digitalcowboy.jp/dcblog/displog/66.html

 (DIGITAL COWBOY DCT-FUTA1)

[撮影協力:TSUKUMO eX.]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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