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【値上がり真っ最中】 | 【価格表】 |
しばらく平穏な動きが続いていたメモリ価格に異変あり。7月からじりじりと上昇傾向となっていたメモリ価格は9月に入ってそれが鮮明化、本格的な急上昇カーブを描きそうな情勢となってきた。
今週はPC2-4200 1GBの最安値が先週比1,400円高(+19.8%)と突出して上昇した例もあり、ショップ側もかなり危機感を募らせている。
●1GBの最安値が20%上昇
編集部が行っている毎週末の秋葉原メモリ店頭価格調査では、今週はPC2-4200 1GBの最安値が先週比1,400円高(+19.8%)の8,480円へと大きく上昇、このほかPC2-6400 512MBは同600円高 (+10.8%)、PC2-6400 1GBは同1,020円高(+9.5%)など、この1週間で10~20%もの上昇となっている(詳細は「メモリ最安値情報」参照のこと)。8月後半から平均価格も急上昇カーブを描きつつあり、PC2-4200 1GBは1ヶ月前から約13%上昇している。
そもそもの原因はチップレベルで価格が上昇していることで、DDR2のDRAMスポット価格は1週間で10%前後上昇するなど、ここ1ヶ月は急上昇を続けている。さらに5月以降は為替レートが円安へ振れており、メモリ価格に関しては上がる要素はあっても下がる要素は今のところ見つからない。
●需要逼迫も要因になるか?
各ショップの担当者も、異口同音にメモリの仕入れ価格が急速に上昇していると指摘する。仕入れ価格が刻々と上昇しているため、商品の回転が速いショップほど店頭価格が早く上がる傾向にあるようだ。
Core 2 Duoの登場によるPCの買い換え需要や価格上昇前の駆け込み需要も考えると、一時的に一段高となる可能性もあり、メモリ価格の動向は当面注視しておく必要がありそうだ。
| (メモリ) |
[撮影協力:TSUKUMO eX.とPC-Success本店]