TNN500シリーズはヒートパイプクーラーを使った筐体放熱でのファンレス機構をウリとしていたが、この製品にはそうしたクーラーは付属しておらず、筐体にある大規模なヒートシンクフィンは「放熱用」としてはそれほど利用されていない。結果、前面×2、背面×2のケースファンも新設されている。このほか、TNN500シリーズは専用電源が付属していたが、この製品には電源はなく、代わりに標準的なATX電源ベイがついている。

　ローラー付き/固定機能付きの足が標準装備されていることや、重量が大変重いのはTNN500シリーズと変わりない。

　「ビジュアルテクノロジーが自社製PC用のケースとして利用していたもの」（USER'S SIDE本店）で、クアッドCPUマザーボードの格納にも対応するとのこと。

　実売価格は約7万円で、TNN500シリーズの15万前後よりも大幅に安い。

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[撮影協力:USER'S SIDE本店]

　ブラック一色の筐体各面にFatal1tyロゴを記したアルミ製ケース。サイドパネルにはアクリル窓や蝶番を備えており、本体から取り外さずに開閉できる。冷却ファンは赤色LED内蔵タイプで、前面に9cm×2基、背面に12cm×1基を搭載している。

　電源は別売り。

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[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPとツクモケース王国]

　ATXマザーボードとATX電源が収納可能な製品で、ドライブベイの数は5インチ×1、3.5インチ×1、3.5インチ内部×5。搭載している冷却ファンは8cmタイプで、ケース底面(電源ベイ近く)と、天板のダクト部分に各1基設置されている。なお、ツクモパソコン本店では「奥行きが15cm以上ある電源など、一部の電源は搭載できない」としているので購入時は注意が必要。

　カラーはブラックとシルバーの2色で、両モデルともWindows Media Center Edition対応のリモコンが付属している。

[撮影協力:ツクモパソコン本店とツクモケース王国]

　25cmファンはファン上部の切り替えスイッチで吸気・排気・停止を選択できる。

[撮影協力:TSUKUMO eX.]

　ケースそのものは今年4月に発売された「SK3-219W/400」などと同じもの。搭載電源が400Wなのも同じだが、「+12Vを20Aに強化したものに変更されている」（カクタソフマップ）という。

　ラインナップはホワイトとブラックの2種類。

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[撮影協力:カクタソフマップ]