Xeon 3000シリーズに対応したLGA775マザーボードが初登場、SUPERMICROのサーバ/ワークステーション向け製品3モデルが発売された。
実売価格はIntel 3010チップセット搭載モデル「PDSME+」が47,040円、Intel 3010チップセット/Ultra320 SCSIコントローラ搭載モデル「PDSM4+」が56,490円、Intel 3000チップセット搭載モデル「PDSMi+」が44,940円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
Intel 3010/3000はXeon 3000シリーズとPentium D、Pentium 4、Celeron DのLGA775版CPUに対応した新チップセットで、エントリーレベルのサーバプラットフォーム向けとされている。搭載製品が店頭に出回るのは今回が初めてで、これで先日発売されたXeon 3000シリーズが使用できる環境が整った格好だ。
Intel 3010とIntel 3000の主な違いはPCI Expressインターフェイスのスペックで、上位モデルのIntel 3010が2ポートのPCI Express x8または1ポートのPCI Express x16を装備できるのに対し、下位モデルのIntel 3000はPCI Express x8を1ポートのみ装備可能となっている。
FSB 1,066/800/533MHzをサポートするほか、デュアルチャネルDDR2 667/533(Unbufferedタイプ、最大8GB)対応メモリインターフェイスを備える点は両モデルとも同じ。ICHはICH7またはICH7Rがペアとなる。
今回登場した3製品は、いずれもPCI Express x16スロットは非搭載。スロット数は「PDSME+」「PDSM4+」がPCI Express x8×1、PCI Express x4×1、PCI-X×4、IPMI×1、DIMM×4(DDR2 667/533、最大8GB)、「PDSMi+」がPCI Express x8×1、PCI-X×1(いずれもライザーカード用とされている)、IPMI×1(Mini PCI風の小型タイプを搭載)、DIMM×4(DDR2 667/533、最大8GB)となっている。ICHは3製品ともICH7Rを搭載しており、4基のSerial ATAポートでRAID 0/1/10/5が使用できる。
そのほかの3製品の主な搭載機能は、VGA(ATI ES1000チップ、ビデオメモリ16MB)、Gigabit Ethernet(2ポート、Intel 82573V/82573チップ)、パラレルATA(1ポート、Ultra ATA/100)。「PDSM4+」はシングルチャネルUltra320 SCSIインターフェイス(Adaptec AIC-7901チップ、RAID 0/1/10/5対応)も備えている。
なお、「PDSME+」「PDSM4+」のマニュアル(両モデル共通タイプ)では、対応CPUとして「E6000」というモデルが挙げられているが、USER'S SIDE本店はCore 2 Duoに対応するかどうかについて確認を行なっているとしている。
□インテル 3010/3000チップセット(インテル)
http://www.intel.co.jp/jp/products/chipsets/3000_3010/
□PDSMi+/PDSME+/PDSM4+(Supermicro Computer)
http://www.supermicro.com/products/motherboard/PD/3000/PDSMi+.cfm
http://www.supermicro.com/products/motherboard/PD/3010/PDSME+.cfm
http://www.supermicro.com/products/motherboard/PD/3010/PDSM4+.cfm
□関連記事
【2006年9月30日】LGA775版のXeon 3000シリーズが発売される、Core 2とほぼ同仕様
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060930/etc_xeon3.html
| (SUPERMICRO PDSMi+/PDSME+/PDSM4+) |
[撮影協力:USER'S SIDE本店]