【 2006年9月30日号 】
PCレスで使えるワイヤレスSkypeフォンが発売に
LAN-WSPH01WH LAN-WSPH01WH
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 PCを使わずに音声通話ソフトSkypeを使った通話が行なえるIEEE 802.11g/11b準拠のワイヤレス小型端末「LAN-WSPH01WH」がロジテックから登場した。実売価格は20,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 「LAN-WSPH01WH」は無料P2P電話ソフトのSkypeとIEEE 802.11g/11b準拠の無線LAN機能を搭載した通話専用端末。Skypeを用いて通信を行なう場合、通常ならばPCとUSB接続ハンドセットなどを用いる必要があるが、「LAN-WSPH01WH」は内蔵されているSkypeソフトと無線LAN機能を用いて、PCを起動せず、単独で着信、発信、通話が行なえるのがメリットだ。

 本体はサイズが幅49×高さ115×奥行き18mm、重量が104g(バッテリー含む)のコンパクトなもの。表面に1.8型のカラー液晶パネル(128×160ドット、65,536色表示)や数字キーなどを備えており、見た目は携帯電話のようだ。

 一般加入電話や携帯電話に発信できる「SkypeOut」や、一般加入電話や携帯電話から着信できる「SkypeIn」にも対応。ただし、テキスト/ビデオチャットやファイル転送といった機能は使用できない。

 使用に際してはインターネット接続環境と無線LANアクセスポイントなどによる無線LAN環境が必要。SSIDやセキュリティなどの無線LANの設定は本体から行なえる。なお、アカウント名やパスワードの入力などの操作が不要であれば、公衆無線LANサービスでも使用可能としている。

 通信可能距離(IEEE 802.11g使用時)は屋外70m、屋内50m。電源は内蔵のリチウムイオン充電池で、約3時間の連続通話、約30時間の連続待ち受けが可能としている。充電は付属のACアダプタかUSBケーブルで行なえる(本体底面にはクレイドルが利用できそうな接点があるが、クレイドル自体は付属していない)。

 PC用のUSB接続ハンドセットなどに比べるとやや値は張るが、PCを意識せずに一般加入電話のようにSkype通話が行なえるのは魅力的。日常的にSkypeで通話を行なっている人なら要チェックだろう。


■LAN-WSPH01WH
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□LAN-WSPH01WH(ロジテック)
http://www.logitec.co.jp/products/wlan/lanwsph01wh.html
□関連記事
【2004年2月21日】USB接続可能なコードレス電話機がパイオニアから発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040221/etc.html#fs2mm

 (ロジテック LAN-WSPH01WH)

[撮影協力:テクノハウス東映]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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