断面形状が特殊なヒートパイプを採用することで熱交換速度を向上させたというCPUクーラー「PLASMA775DC」と「SLSIDE7D51」がSNEから発売された。実売価格は各約6,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
採用するヒートパイプは「PLASMA775DC」がプラズマパイプ、「SLSIDE7D51」がAxial Groove Pipeと呼ばれるもの。両者とも通常のヒートパイプをプラズマで加工したものとされており、前者は内部表面に金属粉を焼結させることで、後者は同じく内部表面に特殊な溝を掘ることで熱交換速度を向上させているという。
具体的な性能差に関するアナウンスはないため、効果のほどは不明だが、新しいヒートパイプの方式として注目される可能性もありそうだ。なお、外観に関しては従来のヒートパイプとまったく同じため、識別するにはパッケージの記載を確認する必要がある。
CPUクーラーとしての基本スペックは「PLASMA775DC」がLGA775対応/オーバー160W対応/動作音18~44dB、「SLSIDE7D51」がLGA775対応/オーバー145W対応/動作音18~43.4dBといったもの。このほか、PLASMA775DCは「ファンへの気流を整え、冷却能力を向上させる」(SNE)というエアダクトが付属するという特徴が、SLSIDE7D51はLGA775用では珍しい横吹付け構造を採用しているという特徴がある。
□PLASMA775DC/SLSIDE7D51(SNE)
http://www.sne-web.co.jp/plasma775.htm
http://www.sne-web.co.jp/slside7d51.htm
| (SNE PLASMA775DC) |
| (SNE SLSIDE7D51) |
[撮影協力:高速電脳