AMDの廉価版GPU、Radeon X1050/X1550搭載のビデオカード発売

	【 2007年1月27日号】
	AMDの廉価版GPU、Radeon X1050/X1550搭載のビデオカード発売

　AMD製ローエンドGPUの新モデル「Radeon X1050」「Radeon X1550」を搭載した初の製品が登場、SapphireとPowerColorからPCI Express x16対応ビデオカード5製品が発売された。実売価格はRadeon X1050搭載モデル(1製品)が9,000円前後、Radeon X1550搭載モデル（4製品）が6,780～11,480円前後（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　Radeon X1050/1550は、既存のRadeon X1300シリーズと並んでRadeonシリーズではローエンド向けとされるGPU。ともに4基のピクセルシェーダ、2基のバーテックスシェーダを搭載し、Windows VistaやDirectX 9.0（Radeon X1550はShader Model 3.0サポート）、PCI Express x16（ネイティブ）/AGP（要ブリッジチップ）インターフェイスをサポートするのが主な特徴だ。

　Radeon X1050は現行のRadeonシリーズで最下位となるモデルで、主なスペックはDDR（128bit）/DDR2（128bit/64bit）メモリサポート、最大コアクロック400MHz、同メモリクロック666MHz（DDR2/128bitメモリ搭載時）というもの。

　また、それより上位となるRadeon X1550は、DDR/DDR2/DDR3（128bit）メモリサポート、コアクロック550MHz、メモリクロック800MHzという仕様。スペック的にはRadeon X1300 PRO（コア600MHz/メモリ800MHz）の下位、Radeon X1300（コア450MHz/メモリ500MHz）の上位に位置づけられる。そのほか、マルチGPU技術のCrossFireや、PCのメインメモリをフレームバッファとして使用できるHyperMemory 2もサポートしている。

　今回発売されたのは、SapphireのRadeon X1050搭載モデル「X1050 256M DDR PCI-E VGA/TVO/DVI-I」（メモリ256MB）とRadeon X1550搭載モデル「X1550 256M DDR2 PCI-E VGA/TVO/DVI-I」（メモリ256MB）、PowerColorのX155-CDT-P128D2LP（メモリ128MB,LowProfile対応）、X155-CDT-P256D2LP（メモリ256MB,LowProfile対応）、X155-D2VO-P256D2SCS（メモリ256MB,DualDVI出力/ファンレス）。

□Radeon X1050/Radeon X1550（Advanced Micro Devices）
http://ati.amd.com/products/RadeonX1050/
http://ati.amd.com/products/RadeonX1550/
□RADEON X1050/RADEON 1550（Sapphire）
http://www.sapphiretech.com/jn/products/products_overview.php?gpid=176&grp=3
http://www.sapphiretech.com/jn/products/products_overview.php?gpid=174&grp=3
□関連記事
【2007年1月19日】AMD、ローエンド向けGPU「Radeon X1550/X1050」（PC Watch）
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0119/amd.htm
【2005年10月8日】「RADEON X1000」シリーズ搭載カード第1弾がMSIから登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20051008/etc_radx13pro.html

　（SAPPHIRE Radeon X1050搭載製品）

　（SAPPHIRE Radeon X1550搭載製品）

[撮影協力:ツクモパソコン本店IIとT-ZONE. PC DIY SHOPとパソコンショップアーク]

※特記無き価格データは税込み価格（税率=5％）です。

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