ポートマルチプライヤーを内蔵しており、PCとの接続ケーブルが1本で済むという特徴がある。

　パッケージにはRAID機能に関する説明があるが、これはOSの機能を利用したもの。

[撮影協力:パソコンショップ アーク]

　ケース側にはポートマルチプライヤー対応のチップ「SiI4726」が搭載されており、PC本体との接続はeSATAケーブル1本で行うことが可能。また、HDDを搭載する場合はケーブルが不要で、ケース本体にHDDを直接差し込むだけで取り付けることができる。

　なお、接続の際には「Sil4726」を搭載したインターフェイスカードが別途必要となる点には注意が必要。

　オリオスペックによると、「SiI4726はこれまでハイエンドモデルに搭載されていたチップで、他のポートマルチプライヤーよりも転送速度が速い」という。同店では実際の検証もしたとのこと。

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SiI4726(SiliconImage)
http://www.siliconimage.com/products/product.aspx?id=74

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOP]

　ケース表面には本物のHDDと同じような凹凸やラベル表示などがあり、HDDの取り付け作業も、一見「HDDの分解」といった趣になる。なお、あくまでも「2.5インチHDDを入れるケース」なので、サイズそのものは2.5インチHDDよりも一回り大きく、ほぼ3.5インチHDDと2.5インチHDDの中間くらいの大きさ。寸法は84×134×12mm。

　接続インターフェイスはUSB 2.0。

　ちなみに、製品表面にプリントされているバーコードはこの製品のもので、クレバリー1号店で試してみたところバーコードリーダーで正常に読むことができた。

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPとパソコンハウス東映とドスパラ アキバ店とクレバリー インターネット館とクレバリー1号店]

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOP]

　eSATAコネクタの数は2つ。

[撮影協力:TSUKUMO eX.とT-ZONE. PC DIY SHOP]

　「Serial ATA-HDDをパラレルIDE接続する」あるいは「パラレルIDE-HDDをSerial ATA接続する」のどちら向きにも利用できる製品で、使用方向別にSerial ATAコネクタが用意されている。

　使用方向とコネクタの対応はシルク印刷を見て判別する仕様で、マニュアルなどは付属しない。

　こうした両方向対応の変換アダプタはほかにもあるが、切換えスイッチを使う製品が一般的で、使うコネクタによって機能を切り換えるという製品はおそらくこれが初めて。

[撮影協力:テクノハウス東映]

[撮影協力:テクノハウス東映]

　同社が発売するUSB接続HDDケース「ドライブドアテラボックス」シリーズの機能を「裸族の服」と組み合わせて使えるようにした製品で、「ドライブドアテラボックス」相当の機能を持った「テ裸族」本体と、HDDシリコンカバー「二代目裸族の服」4個がセットになっている。

　「ドライブドアテラボックス」ではケース内にHDDを収納するが、この製品ではシリコンカバーを装着したHDDを「テ裸族」の上に積み上げる格好になる。そして、積み上げたHDDと「テ裸族」をIDEケーブルと電源ケーブルで繋げば、USB 2.0接続の外付けHDDとして使うことができる、という仕組み。

　HDDは4台まで接続が可能で、「テ裸族」のディップスイッチを操作することで、複数台のHDDを1ドライブとして認識させたり、個別のドライブとして認識させたりすることができる。また、電源のON/OFFをPCと連動して制御するモードも備えている。

　電源は付属の専用ACアダプタを使用。その他の付属品は、「二代目裸族の服」4個、IDEケーブル、HDD用電源ケーブル、USB 2.0ケーブルなど。

[撮影協力:TSUKUMO eX.とT-ZONE. PC DIY SHOPとカクタソフマップ]

　構造は「H」型アルミパネルに冷却用ファンを取り付けた、というもので、HDDは底部のネジで固定する仕組み。冷却用ファンはブロアータイプで、HDDの熱をそのまま前方にはき出す構造になっている。最大4段までの積み重ねも可能。

　HDDを外付けするための電源ケーブルやインターフェイス変換アダプタなどは別売。

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【2006年9月2日】HDDを剥き出しで使う“高床式”の外付けHDDクーラーが発売に
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060902/etc_freedomtky.html

[撮影協力:高速電脳とカクタソフマップとフェイス秋葉原本店]

　SASコネクタ内にある2系統の物理リンクと電源コネクタをそれぞれ別ケーブルに分岐する構造になっており、2つの物理リンクを異なるインターフェイスカード（など）に接続することで、冗長構成を構築できる。

　ケーブル長は0.5mまたは1m。

[撮影協力:オリオスペック]

　インターフェイスカード用の接続コネクタは物理リンク1個のタイプで、プライマリとセカンダリの2つに分離されている。

[撮影協力:オリオスペック]