動作クロックが1,250MHzに達し、独自の「XMS2-10000」という速度クラスに属するというCorsair製の高速DDR2 DIMM。1GBモジュール2枚と専用メモリクーラーがセットになっている。 高速DDR2 DIMMとしては、従来、「PC2-9600(1,200MHz)対応」をうたう製品が発売されていたが、この製品はそれを抜いて最高速の座に着くことになる。 この製品は、ノコギリ状ヒートシンクが一体化された同社のオーバークロックメモリ「DOMINATOR」シリーズの最上位にあたるもの。1,250MHz動作時のレイテンシは5-5-5-18で、動作電圧は2.4V。同社が行なったテストでは、EVGAのnForce 680i SLI搭載マザーボードと組み合わせて、1,250MHzでの動作を確認しているという。 なお、うたわれている速度クラスの「XMS2-10000」はそのまま「PC2-xxxx」に対応しているもので、これを「PC2-xxxxx」の本来の意味である「DIMMあたりの転送速度」として解釈すると、DIMM1枚あたり10GB/sの転送速度を実現した、ということになる。ただし、Corsairでは転送速度に関するアナウンスを行なっていないため、実際に10GB/sでの転送ができるかどうかは不明。 また、1,250MHzのサポートはNVIDIA/Corsairの独自メモリ規格「EPP」によるもの。SPDをそのまま利用した自動認識では800MHz(レイテンシ5-5-5-18)に設定されるとしている。EPPの情報を認識させるには、マザーボードに対応BIOSが搭載されている必要があるので要注意。 □関連記事 【2006年12月2日】Corsair Memory TWIN2X2048-9136C4D(今週見つけた新製品) http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20061202/ni_i_mm.html 【2006年11月18日】メモリ最速更新、1.2GHz動作のPC2-9600メモリが発売 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20061118/etc_pc29600.html 【2006年10月28日】PC2-8888メモリ発売、ヒートシンクと冷却ファンを装備 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20061028/etc_dominator.html
[撮影協力:パソコンショップ アークとBLESS 秋葉原本店とUSER'S SIDE本店]
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