ここしばらくの円高の影響なのか、HDDの価格下落が目につく状況になっている。250GBが7,000円を割り込んだほか、500GBは15,000円割れ間近になるなど、特に節目付近での値動きが目立つ。
7,000円の節目を割ったのは250GBモデル。このクラスは長らく7,000円台中盤~8,000円台中盤の価格が続いていたが、今週初めてタイムセールなどを含まない通常価格で6,900円台の値が確認できた。この価格で販売中の製品はSamsung SP2514NとWesternDigital WD2500JBで、いずれもインターフェイスはパラレルIDE。販売ショップと実売価格は前者がカクタソフマップ(6,990円)、後者が浜田電機(6,999円)。
HDDの売れ筋がすでにGB単価で最安(28円前後)の320GBモデル(実売価格9,000円前後)に移っている状況とはいえ、250GBモデルの7,000円割れでGB単価は320GBとほぼ同じ28円前後になるため、容量のニーズ次第では売れ筋が変化する可能性もありそうだ。
また、節目を意識した価格帯にまで値下がりしたのは500GBモデル。このクラスは昨年夏から大きく右肩下がりに推移しているが、今週は最安値がついに15,162円にまで下がった。15,000円にまで値下がりしたとするとGB単価は30円となり、コストパフォーマンスの点でまたまた大きく注目されそうだ。
HDDの売れ筋は節目の価格帯の変化で大きく変わることもあり、これらのクラスの値動きはしばらく要注目と言える。
なお、上記以外の相場情報やお買い得情報は「HDD最安値情報」(22日調査)や「その他のお買い得情報」(23日以降の特価情報を掲載)を参照のこと。
| (AKIBA PC eArena) |
[撮影協力:カクタソフマップ]