折り畳み構造を採用した組み立て式筐体のユニークなスチール製タワー型microATXケース「F401N」がAOpenから発売された。電源は別売で、実売価格は約5,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
「F401N」は購入者自身が組み立てるPCケースで、ユニークなのはその筐体構造。筐体の側面や底面などが蝶番で繋がっており、組み立て時は折り畳んである筐体の各面を開き、順次ネジで固定するという仕組みになっている。サイドパネルのパッシブダクトも組み立て式で、シート状パーツを丸めて筒状にしてからパネルに取り付けるようになっている。
組み立て方法については、同様の構造を用いた別モデル「F501」の組み立てビデオが同社のグローバルWebサイトで公開されているほか、製品にも英文マニュアルが付属している。
完成時の筐体サイズは幅180×高さ360×奥行き400mm。ドライブベイ数は5インチ×2、3.5インチ×2、3.5インチシャドウ×6。ケースファンはフロントに90mmまたは120mmタイプを1基、リアに80mmまたは90mmタイプを1基、装着できる(90mmファンが1個付属)。
平面なパーツ群を組み合わせてPCケースを組み立てるという構造は極めてユニーク。PCケースは自作PCパーツの中ではもっとも大きく場所を取るが、この構造だと輸送時やショップの在庫時にスペースを省けるというメリットがあり、ユーザーにとっても運搬時の利便性、不要時の処分や収納に便利というメリットがある。
□F401N(AOpen)
http://aopen.jp/products/housing/f401n.html
http://global.aopen.com.tw/products_detail.aspx?Auno=2341&mdstl=236
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050430/etc_altiumxrt.html
| (AOpen F401) |
[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPとツクモケース王国と高速電脳]